NHK音楽祭ヴェルレク/スカラ座日本公演(再チャレンジ編)

あのライブを、ちゃんとした音で聴いてみたい!

どんだけしつこいんだ私は。録音方法を変えて再チャレンジです。と言っても、DVDプレーヤーからRCA端子経由でPCのライン端子に突っ込むという、いい加減録音です。この間はポータブルプレーヤーの録音機能で録ったからすごいことになっちゃいましたよ、あはははは。昔は(それこそ10代の頃)アナログ録音もよくやったんですが、デジタル時代になってすっかり忘れちゃったし機材もないし。そもそも大人になって音源は何でも買えばよくなったので、必死になって録音することも無くなってしまいました。

というわけで、なんとかディスクを1枚作成しました。うーん、ホワイトノイズがすごい。そして、AM放送っぽい味わい、音がビローンと横に広がっちゃった感じ。クリアじゃないしシャープじゃない。でもこの間のお風呂サウンドよりずっとマシです。しかしこのホワイトノイズの入り方は、端子通したせいか、PC内臓のサウンドボードで録る以上こんなもんか。やっぱ外付けサウンドボードCPRM対応ドライブ&ソフトを追加投資すべきだろうか。つーか、もっと直接的にまともなシステムでVRのDVD聴けるようにしろって話だが、うまく行ってるシステムは触りたくないのですよ。すごい古いからヘッドユニットから一式買い直しだしね。


では早速聴いてみましょう。おお!これは、ボータの声が、ライブの印象通り・・・・いやあのときより際立ってるかも(他のソリスト比で)。なんでボータに注文付けたくなるか分かった。どうでもよかったらそんなことしようと思わないもんね。Dies Irieはやっぱり放送用に音量下げてる*1んじゃないかなあ。こんなわけないもん。フリットリさんは、声そのものは、正直なところめちゃくちゃ魅力的というわけではないですね*2。ライブのあの感慨は、表現力なんだろうなあ。パーペ、Confutatisのとこ、ちょっと苦戦してます。この人のプチ調子悪いときの常で、調子悪くても迫力を出すとこはちゃんと出すので、聴いてると、あれ?気のせいかな?って思っちゃうんだよね。まあでもこれは実に細かいレベルの話で、基本的には安定してると思います。Lacrimosaの中盤くらいから復調してます(パッパーノ盤比)。

いやでも、再生環境でこんだけ印象が違うとは・・・・本当ちゃんと聴かないと適当なこと言えませんね。Confutatisの違いなんか、PCで再生してヘッドホン経由だと一緒に聴こえるもん。


そして音は悪いんだけど、はっきり言ってビローンと鈍いんだけど、Dies Iraeは正直モタついてるんだけど、やっぱりこの演奏は胸に来るのだった。すごく高揚する。音響じゃなくて音楽を聴くってどういうことか分かったよママン!*3

スカラ座の音は、音の厚みが好き。厚いって意味じゃなくて厚みが丁度良い。あと音が塊になって上昇したり下降したりするとこにゾクゾクする。これは指揮者のセンスなのかな。

とにかく再チャレンジして良かった!これを知らずに死ぬところだったよ!←大袈裟です。では次回はドン・カルロを再チャレンジ編行ってみよう。

*1:まさか特定の箇所だけいじるとも思えないから、全体の音量レンジを狭めてる。

*2:最近聴いたのがハルテロス@パッパーノ盤とプライス@カラヤン盤なもので。

*3:ウソ。TVにヘッドホン繋いで聴いてたときは分かってませんでした。