DKTの後半のイゾルデが変更に
前半と後半でダブルキャストとなっているDKTのトリイゾですが、私が聴きに行くのは後半なのですが、この後半のイゾルデが、当初予定されていたTina Kibergさんから変更になった模様です。新しいキャストはEva Johansson、コペンハーゲン出身の歌手で、DVDリリースされてる分だけ見ても、ラトル&ベルリン・フィルのブリュンヒルデ@ワルキューレや、チューリッヒのエレクトラのタイトルロールなどがすぐに見つかります。スケジュールを見るにブリュンヒルデをいっぱいやってるみたい。
気になるので早速調べてみました。YouTubeで聴けるエレクトラや妖精王の娘などで聴くに、ソプラノとしては私の苦手成分を比較的含まない貴重な人でした。でも上のエレクトラ動画を観るに、このおねえちゃんはなんだか表情が単調だし、舞台姿がイマイチっつーかそもそも体の使い方のセンスになにか違和感・・・・声のパワーはあるけど積極的に聴きたい感じじゃないなあ。アナセン@演出家モードがなんとかしてくれるかしら。
と思ったんだけど、この映像、やっぱりなにか変だよ。画像と音、完全に別録りしてない?あの口の動きでこの音出るのかな。だとしたらすごいもんだ。
声と歌唱スタイルが微妙に苦手なのでどんなもんかと思っていたKibergさんですが、やっぱり聴けるものなら聴いておきたかった。あとテオリン姫のふっくら優しい感じがいいなあ・・・・
文中に出てきたデンマークオペラ「妖精王の娘」のディスクはこちら。合唱いいよ。エルミングが飄々としてます。指揮とオケの組合せがボリスのこのディスクと共通です。DR響にキタエンコ時代があったとは聞いたことがなかったんだけど、ちょっと検索するとこの組合せで結構ディスク出てきますね。
http://ml.naxos.jp/album/CHAN9075
ゲーゼ:妖精の王の娘/オシアンの余韻(デンマーク国立放送響/キタエンコ)
Elverskud (The Elf-King's Daughter), Op. 30
Eva Johansson (ソプラノ)
Anne Gjevang (アルト)
ポウル・エルミング - Poul Elming (テノール)
デンマーク国立放送合唱団 - Danish National Radio Choir
デンマーク国立放送交響楽団 - Danish National Radio Symphony Orchestra
ドミートリー・キタエンコ - Dmitri Kitayenko (指揮者)