メモしておきたいこと/京都市オペラハウス騒動ウォッチ(18)

http://kyoto-np.jp/politics/article/20110623000127
京都会館の建て替え、京都市が高さ制限緩和の方針 @ 京都新聞

 京都市は23日、京都会館左京区)の再整備基本計画を策定した。5月に示した第1ホールの建て替えと増築の2案を検討した結果、建築費用が安く、舞台機能面で優れている建て替え案を採用することにした。

 計画では、建築家前川國夫氏が設計した建物の保存改修を基本とし、その上で第1ホール(2千席)は解体し建て替える。これによって舞台の高さを13メートルから27メートルに上げ、奥行きも12メートルから20メートルに広げる。音響や照明などの機能を拡充する。第2ホールも舞台を拡張し、会議場は演劇やライブを行う小ホールとして再整備する。

 また岡崎地域一帯の活性化の拠点とするため、1階部分にカフェなどを設けて、にぎわいを創出する。

 総事業費は89億円で、市は半導体メーカー・ローム右京区)に50年間の命名権を50億円で売却して財源に充てる方針。2011年度に設計に着手し、14年度の完成を目指す。

 計画では、施設の高さが現行(27・5メートル)より3メートル程度高くなり、新景観政策で定められた規制(15メートル)を超えるため、市は都市計画の変更で高さ制限を緩和する方針。

【 2011年06月23日 22時59分 】

京都市情報館
京都会館再整備基本計画」の策定について
[2011年6月24日]
http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000099247.html

京都会館建て替えと岡崎活性化ビジョンの市の説明会
http://blogs.yahoo.co.jp/baya0004/61945483.html

京都会館建て替えと岡崎活性化ビジョンについての京都市の説明会に行ってきました。いくつか気になる点。

 ●「日本建築学会や建築学の研究者がこぞって前川国男作品を保存すべきだとの要望を出しているのに、なぜ京都会館の第一ホールを全面建て替えするのか」ときくと、「ここは岡崎学区の住民への説明会なので、上京区民のあなたの質問には答えられない」。国際交流のできる岡崎にするといっているのに、学区内の話し合いだと。

 ●京都会館を建て替えるという案は、命名権を獲得したロームの意向ではなく、京都市がもちだしたものであるとのこと。理由はホールとしての「機能低下」のいってんばり。

 ●岡崎地域については、住民からこのままの静かな地域のままにしておいてほしいという意見が出て、参加者の大半がそう考えていた。大きな拍手。構想のトップには「知名度をあげる」、こんなことを方策の第一番にかかげますかね。また「夜の賑わい」を創出することを強調している。夜は祇園先斗町の役割であって、岡崎は違う。 

「岡崎学区の皆様へ説明会のご案内」

「岡崎地域活性化」と「京都会館再整備」
京都会館では、平成22年度に「岡崎地域活性化ビジョン」を策定し、官民多くの関係者の連帯の下で、岡崎地域の魅力の向上に取り組んでまいります。

また、関連して老朽化の進む「京都会館」の再整備を進めていくこととしています。
こうした取組みを岡崎学区の皆様にご説明するため、下記のとおり説明会を開催いたします。

1日時 平成23年6月27日(月)午後7時〜(1時間30分程度)
2場所 東天王町市営住宅集会所
     京都市左京区岡崎天王町58東天王町市営住宅内(岡崎中学校より200m西、南側)

3内容 ○岡崎地域活性化ビジョンの策定と推進について
    ○京都会館再整備について

京都市関係部局>
総合企画局市民協働政策推進室<岡崎活性化担当>TEL222-4178
文化市民局文化芸術都市推進室<京都会館担当>TEL366-0033
左京区役所まちづくり推進課TEL702-1029

京都会館に関する様々な情報はこちらが詳しいです。
http://kyoto21c.exblog.jp/