愛と夢と友情の京響

昨日の放送を、コンサート会場で全神経を使って聴くんじゃなく自宅でリラックスして聴いて改めて思ったことがあって、私なんで広上のおっちゃん+京響の演奏に惹かれてるかって、もちろん精緻な音作りってのもあるんだけど、すごく、愛とか夢とか信じる心とか、まるで子供向けコンテンツのテーマみたいで恐縮ですが、そういうものを、すごく感じるんだって思った。大人って、どんどんシニカルになっていって、クラシック音楽と親和性の高い教養主義って、特にそういうとこがあるじゃないですか。シニカルで、不信に凝り固まってて、斜に構えて、欠点に気付いて指摘することが知性みたいな、そういう雰囲気。ああいうものから無縁だから好きなんだと思った。

ああでも、今これ聴けるのって幸せなんだろうなあ。いま気付いて良かったなあ。こういうのって生ものだし、ずっとこのままではいられないだろうから、今聴くことをお薦めします。