フィガロの結婚2枚組購入

(映画ではなく舞台の)オペラDVD鑑賞、最初の一枚目ということで、コペンハーゲンで見たフィガロの結婚をチョイス。ベルリン国立歌劇場のパーペがフィガロ役のやつ。単品で7000円くらいを覚悟してたら、それよりずっと安くて、しかも2枚組で解説書もついて来るという商品を見つけて早速購入。さて初の舞台DVD鑑賞の感想は、

  • 字幕があるとさすがに面白い。字幕が無くても面白かったけど、言葉が分かると歌唱や演技と台詞の関連が分かる。当たり前か。なんとなく外国での娯楽は半分言葉の分からない状態で楽しむのが当たり前だと思っている節があるので(英語だって半分くらいしか分かんないし)、逆に分かるのが新鮮だった。
  • 意外と連続して見れる。途中で集中力が途切れない。ただし一気に見ようとしたら時間を捻出するのがたいへん。
  • 序曲のおじさん*1コワイ。
  • パーペいきなり飛んでるよ。舞台の端から端まで4歩くらい?ハーフパンツから出たふくらはぎのゴツさにびっくりです。コミカルな役が似合うなあ。
  • トレケル氏はすっごいベテランの人だと思った。理由はご想像の通りです。
  • ケルビーノ役のパトリシア・リスレイは、日本人ウケ良さそう。初期のヘップバーンぽいというか、女性っぽくも男性っぽくもない貴重なキャラ。人気あるだろうなーと思ったのだが、あまり盛り上がっていないようだ。このときのカーテンコールでは喝采だったが、その後の売り方を間違えたのか、すこし年を経たら女らしくなってしまって一瞬の輝きだったのか。
  • ソプラノパートって苦手。なんか苦しくなる?なんで?(理由はそのうち書きます)
  • スザンヌはもうちょっと細めの方が・・・ゴホゴホ。よく言われる「太ったおばさんが椿姫」みたいなのよりは全然マシだと思うのだが、出演者がみんなそんななら割り切って見れるのだが、他の主役級*2が細目なので気になってしまう。
  • フィガロは4幕目が暗くて(夜の場面だから)そのまま終わるのが、やっぱり惜しいような気がする。自分が演出したら夜の場面はそこまで暗くしないで最後はちょっと夜が明けた感じにして終わるだろう。

*1:バレンボイム氏のこと。いつも頭の中の発音がボレンバイムになってしまう。

*2:特にトレケル氏・・・。