バスティアンとバスティエンヌ

今月は積聴強化月間です。本日のピックアップはこれです。

2枚組 5枚組
Bastien und Bastienne, K. 50
Dagmar Schellenberger (ソプラノ, Bastienne)
Ralph Eschrig (テノール, Bastien)
Rene Pape (バス, Colas)
Wolfgang Weber (チェロ)
Raphael Alpermann (ハープシコード)
Leipzig Radio Symphony Orchestra
Max Pommer (指揮者)
録音: 1992 1989/1990
リリース:2003(2枚組)

単品ディスクは不明なのですが、私が購入したのは2枚組の方です。5枚組なんて買っても聴かないしね。


さて聴いてみましょう。はじまった・・・・モーツァルトはこういう小品の方が好きだな。なんかフィガロと似てる。すごく。1幕の最初の数を数えるところを思い出してしまう。ボーカルに毎回被せに来る低音がいいな(←低音好き)。ソプラノの人がずっと歌い通しだなあ。

パペっち出た。あれ、なんか普通の人みたい?押せ押せじゃない?いつもと違う環境で聴いてるからだろうか。後で確かめてみなきゃ。なんだかんだ言ってアクが強いから*1、普通の人っぽい録音は貴重だな。

ジーダジー、これは不思議。なんか現代の流行曲みたい。流行曲ってのは違うか。えーと、クラシックを聴いてる気がしなくて、どっかスペインの隣あたりに架空の小国があって、そこのシャンソン@フランスみたいなジャンルの曲なんですよ、と言われたら納得しそうな雰囲気(ややこしい)。何故こういう印象になるんだろう。またパーペがノリノリで、この曲に何やら怪しいものを注ぎ込んでいる。これは不思議。

1周した。テノールの人は普通に若い男の人って印象だったなあ。こういう普通に素直な印象なのって逆に珍しいよね。さて2周目しながらブックレットを読んでみますか。え?これモーツァルト12歳のときの作品なの?うげげげげ。今さらだけど、周囲の人驚いたろうなあこれは。子供らしい子供時代なんて送れないね。ちょっと想像のつかない人生だ。

例のごとく辞書を引きつつブックレット読んだ。この解説の人の英語ヘンじゃない?(ドイツ人はヘンな英語使い多いからな・・・)苦労して読んだのに大した情報無かった。ぷんぷん。あ、後ろにSynopsisって項があった。今度からは先に最後まで見てから読もう。

そいで、あらすじは、恋人同士のバスティアンとバスティエンヌがいて、彼氏の方が最近移り気で、彼女が魔法使いのコラスに相談したら、つれなくしろって言われて、そこに彼氏がやってきたので、魔法使いは彼女はもう他の男が好きになったって言って、彼氏が頼んだので元に戻す魔法をかけて(これがデジーダジーね)、彼女が出てきてつれない素振りをするんだけど、結局可哀相になって仲直りしてメデタシメデタシという可愛らしいストーリーでした。

もっと詳細なストーリー(日本語)
http://homepage2.nifty.com/aine/opera1/opera218.html

リブレット(独語)(英語 by Google翻訳
http://www.karadar.it/Librettos/mozart_bastien.html

Diggi, daggi はこちらで視聴出来ます。
http://www.youtube.com/watch?v=xKexA65_GNk

追記

eBay.uk でこの作品のもっと早いリリースらしきディスクを見かけました。これによると録音が1989/1990表記になってますね。輸入盤の録音表記よく分からないな。

*1:それは顔の印象のせいでは・・・・