ブラナーの魔笛(1) まずは思い出話

書く書くと言ってた魔笛の筆が進まない。

ブラナーの魔笛について、何から書けばいいんだろう。もう音楽の印象は残ってないんですよね。その後にインパクトの大きい色んな経験を重ねちゃって、はるか遠い昔の話みたいな印象になってるし。聴きどころが分からん状態で鑑賞してたってのもあるし。聴きどころが分かんないときの経験って、なんか、表現しようがないですよね。それこそ「感動した」「すごかった」しか言えなかったりとか。

でもDVD購入した後に何度も繰り返し観たし、1回観て足りずについ2周目を連続して観ちゃったりもしたので、そんだけ求心力はあったんだと思います。音楽に関しては最後に聴き直しをやるつもりなので、それまでの間は聴き直さずに、当初の印象だけで書いてみようと思います。


最初は公開時にスクリーンで観て、なんか面白かったけど変なもん観ちゃったな・・・という感想で(失礼)、そのときにはハマらずに後でハマったという話は最初の頃の右舷日記に書きました。実は公開当時の日記がネットのどこかが残ってるので今でも参照出来るんですが、それによると、スクリーンで観たときの感想はこんなもんだったようです。

  • ザラストロ役の人は存在感がすごいなあ。
  • 主役カップルは、こういう役をやるには薹が立ち過ぎでは。(←映画水準を求めてはいけません。)
  • 出会った瞬間に恋に落ちるのは百歩譲って許すとして。古典だしそういうもんだし、現代ドラマのような描写を求めてはいけない。だからそれはいいとして、しかし。ちょっとなんかあったくらいですぐ自殺するって言い出すのがついていけない。大体その人物造形は人を馬鹿にしてないか。

容赦ないですね(笑)。まあこのときはこれだけで、その2年後くらいにYouTubeで偶然パーペ動画を見つけて、へーあの人だあと思って、なんか・・・・落っこったんですよね。それがカタログの歌の百面相と、実は・・・・例の・・・・瞬間最大膨張時のヴェルレクだったんです。面白い人だなあと思って。えっとこれ、顰蹙ですか。あのヴェルレク映像で落ちた奴がいたとはお釈迦様でも思うまい。だからstarboardにとって、パーペのプクプク時代はマストなのです。最初からイケメン風で完結してたら、そのままスルーしちゃってましたって。


えーと本日のまとめ。オペラ歌手が太っているのは、ファン獲得に有効なこともある。(そんなニッチなファンは要りません!)


次に書くのは、初心者が初心者に語る間違ったオペラの一幕です。