いけいけホルテン!映画監督デビュー!

ホルテンが、ドンジョを原案としたオペラ映画"Juan"を製作する(している)ようですよ。フィガロが好評だった頃に決まった話なのかな*1。これは楽しみ。だってホルテンですからね。意外で奇抜なのにド真ン中直球ストレートですよ。たぶん。微妙に腑に落ちない話をテレビドラマ並の分かりやすさでストンと落としてくれる人ですからね。
Kasper Bech Holten får støtte til operafilm

記事から想像するに、いわゆるオペラ映画というよりは、オペラの持つエモーショナルな魅力をオペラを観ない層にアピールする狙いの一般映画(でも一応オペラ映画)みたいです。音楽も、映画音楽的な使い方になる(部分もある)みたい。元ネタを知ってるオペラファンにとっては「ここでそう来たか」的な意外な楽しみがありつつ、全く知らない人でも普通の映画を観ている感覚で見通せるものを目指すんじゃないですかね。

歌手は若手中心に、これらのみなさんがキャスティングされているようです。

Christopher Maltman (Don Giovanni), Michael Petrenko (Leporello), Maria Bengsson (Donna Anna), Elizabeth Futral (Elvira), Katja Dragojevic (Zerlina), Audun Ivers (Masetto) and Peter Lohdal ( Otavio).

話だけは出ては消えて行く映画製作界ですが、どうか実現しますように。

*1:このきっかけで公演日調べてて気がついたのだが、私の観た日は最終日だったのだなあ。本当に運が良かった。