バイロイト2010ワルキューレ@NHK中継

  • なにか時間を勘違いしていて、23:20から観始めたらボータ・ジークムントがいきなり過去語りをしていた。大好物の一幕一場*1を見逃してしまった。
  • あちこちの前評判で映像でなけりゃいいと言われていたボータですが、私は映像付きの方がより面白く入り込んで聴けました。愛嬌があって可愛いじゃないですか。お目々まん丸連発してるし*2。ボータは随分表情豊かですね。アイーダのときよりずっと表情豊かな気がするんだけど、気のせい?
  • 本日もボータの歌唱は良かったと思う。大体先日思った通りで、繰り返しになるけど、声じゃなくて歌唱スタイルが決定打だと思った。声だけでああはならないよ。ただこういうスタイルって他の(このジャンルを聴き慣れてる)人からはどう聴こえるんだろ。やっぱヘナヘナとか影が無いとか、その手の評価になるのかな。どなたか教えてください。あと一幕の最後は「ひょっとして、お疲れ?」みたいに感じた箇所もあった。でもそれって、普段聴いてる音源がここからさらに盛り上げてるから、それとの比較で物足りなく思っただけで、本人は同じ調子でやってるだけかな。
  • というか、歌も演技もあの人の影響をついつい考えてしまった。影響かどうかはともかく、こういう系統の人が増えてくれるのは有難い。期待しよう。
  • 2幕まで見て、幕間にエレクトラを聴き始めたら、そっちを聴き続けていたくなったので今日はこんだけ。レポは後日。あとリングの主役は誰かってネタを思いついたので、これも書こうと思う備忘録メモ。
  • でもちょっとだけ書いておこう。いつも違和感があるあるって言ってるNHKのカメラ、あれ編集のせいなのね。相変わらず全体に優等生的であるものの、ライブ中継はさすがに血が通ってました。あんなに隅々まで直さない方がいいと思う。
  • 演出・セットはどうでもいい感じだが、神々組の衣装はイヤ。全体に見たくない感じなんだけど、なんと言っても、おっぱいミサイルなんだもん。特に(日本人同士だから気になるのもあるだろうけど)藤村さんが気の毒になるくらい似合ってなかったと思う。
  • たまに字幕が、読みやすいように短くしてる一環で、そこはっきり言い過ぎだよってことを言う。でもこのきっかけで見直して今までの理解に疑問が生じた(ので、よいきっかけになった)。具体的には、"BRÜNNHILDE: das wonnig von dir es empfing! Siegmund: Zwei Leben lachen dir hier:" のくだりだな。私はこれ通じてなかったと理解してたんだけど、ジークムントの台詞見ると通じてたのかな。このZwei Lebenはジークリンデと自分のことを言ってるのかと思っていたのだが。その後の会話がその流れで「ジークリンデは生きて、そしてジークムントも生きて」とか言ってたし。とりあえず疑問が生じたメモ。

*1:三場ではなく一場好きなあたりが、我ながらムッツリだよなあ。

*2:ここで以前YouTubeにあったお目々まん丸映像が紹介出来ないのが口惜しい。削除されちゃったみたい。