京響こどものためのオーケストラ入門企画

4回通しの企画だけど、おっちゃんの回だけ行くことにしていた。チケットは完売していた。子どものための企画なのに、最後のボレロとかクラオタのブラボーが炸裂していた。なにか企画の趣旨を間違っている(←聴衆が)。外山雄三管弦楽のためのラプソディーは日本のメロディーと打楽器が活躍する曲。中盤コンサートホールが「この夏日本で一番盛り上がった盆踊り会場」と化した。導入部の印象から思ったんだけど、実はこういう風にまとめあげるのは難しい曲なんじゃなかろうか、これ。いいものを聴かせてもらった。弦楽器の紹介のところでやったグリーグとか*1、なんてことない、いかにもな曲なんだけど、この音が空間を満たしていく感じはすごいと思った。おっちゃんは完全に空間を掌握している感じがして、それがすごい。同じ材料を使って、何故ああなるのかさっぱり分からない。

オーケストラ・ディスカバリー2010「オーケストラ大解剖!」
第2回「オーケストラの楽器」
日時:2010年8月29日(日)2:00pm 開演
会場名:京都コンサートホール・大ホール
出演者:広上 淳一(常任指揮者)
ロザン(ナビゲーター)
曲目等:
シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
木管楽器の紹介
ミヨー:組曲「ルネ王の暖炉」op.205から 第6曲「ヴァラブルでの狩り」(木管五重奏による演奏)
金管楽器の紹介
スザート:ルネサンス舞曲集から(金管五重奏による演奏)
外山雄三管弦楽のためのラプソディー
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
弦楽器の紹介
グリーグ組曲「ホルベアの時代から」第4曲「アリア」
ラヴェルボレロ

*1:そういえばホルベア出たよ!とデンマークヲタとしては記しておかねばなるまい。