まさにおっかけ日記的一大事件

とうとうデンマークに到着しました!すごい!すごい!すーごーいー!

何に興奮してるかって、初日はトリイゾの第一日目だったのですが、例のごとく先にネタバレしちゃうと、まずパフォーマンスの一時間くらい前にご本人から電話かかってきた!おお!いや一応番号交換してたけど、基本的にあっちからかかって来ることは無いと思ってたので、ここで一吃驚。しかもその前にも何度かかけてもらってたのに、事前に教えてもらった電話番号をメモってはいたものの携帯本体に登録はしていなかったので*1、誰からかかってきてるか気付かず、しかも到着日@深夜とこの日はあちこち電話を受発信する機会があったので見慣れぬデンマークNo.の履歴が一杯残ってて電話もらってることに気付かず、こっちからかけ直すこともしなかったという自堕落ぶり。こんな放置をするファンはわたしだけだよ・・・・。

そんで電話かかってきて、パフォーマンス終了後みんなで食事に行くから、終わったらすぐステージの内側に来て*2とのこと!おお!二吃驚!!!いきなりすごい!すごいすごいすごい!


一幕インターミッション入ってロビーに出たら、同年代〜ちょい上くらいの女性から「あなたを知ってるわ」と声をかけられ、なんと!アナセンのファンで上海公演で見かけた私のことを覚えていたそう。こんなところで上海ネタが出るとは!三吃驚!しかし、どんだけ浮き上がってんだ私は。あんなアジア系だらけの会場の中で個体識別されてしまうとは。とほほ。

さらに一幕終了後のインターミッションの終わりに、今回聴く予定のメサイアのコンダクターであり"Live in Ruse"シリーズのコンダクターでもあるニールス・ボ(ル)クサンドが声をかけてきて*3、終了後に楽屋に連れていってくれるとのこと。四吃驚!どこぞの劇場みたいにステージの両端からオケピットをまたいで客席まで舞台が続いてて行き来出来るとかそんな構造ではないし、どうするんだろうと思っていたから、これで一安心。しかも次のインターミッションのときにはコートを預けてたら先に取ってから行こうねって気遣われてしまった。うーん、すごいぞ。VIPみたいじゃん私。


というわけで公演終了後に楽屋を訪ねて、まだ舞台衣装のままのご本人と再会して、いっぱいハグしてほっぺたスリスリして、あのお腹を全身で感じて参りました*4。今夜は風呂には入らん!とか思った。えーと、いま何吃驚までいったっけ。五吃驚目だけど、これは吃驚六個分くらいあるから、十吃驚!!!

メイク落とすから5分待ってね、と本日のタイトルロール兼演出家は自分の楽屋に消えていき、その間楽屋内の共用部屋にてコンダクターと一緒にワインを飲みながら待つという展開に。そして、Live in Ruseシリーズの3枚目(同じコンダクター+オーケストラ+ソリストの組合せ)のCDをもらっちゃいました。十一吃驚!わーい♪嬉しいな♪マニア*5の私でも知らないディスクがまだあったんだあーと思いながら確認したところ、これ、まだリリース前だそうです。うそっ!どんだけ吃驚させるんですか。十二吃驚!

そこで待ってると次々にいろんな人が来て、本日のブランゲーネと本日のマルケ王にも挨拶することが出来ました。すごいすごいすごい!二人分で十四吃驚!


ここでさっき会ったアナセンファンの女性もやってきて、結局四人で食事に行くことになって、しかも移動はアナセンの車だった!十五吃驚!オペラ歌手が自分の車で劇場に来ているイメージがなんとなく無かったので驚き。助手席に乗せてもらって深夜開いてるレストランに行って、道中今日のパフォーマンスの感想やら*6デンマークスタイルとワールドスタイルの話をしたりして、レストランに着いたらお土産のカステラ*7を切り分けたり、グリーンティーの淹れ方を解説したり*8、他愛のない話をいっぱいしました。

で、デンマークの伝統的なポークをカリカリに揚げて皮のとこをクリスピーにした奴を食べながら*9、近所のお花屋さんの話とか、コペンでオペラの後に来れるレストランは二軒しかないとか、そういえばあのときもここに来たねなんて話が続いて、そんなこんなであまりにもフレンドリーだったのでこの頃には吃驚するのを忘れていましたが、よく考えると、これが成立していたことが驚きです!十六吃驚!

んで、アナセンがごはん代奢ってくれて、彼の車で宿まで送ってもらっちゃいました!十八吃驚!同行した女性はこんな遅くにコペンにいるからてっきりコペン在住かと思いきや、これから中央駅に行って電車に乗って朝に到着して、そして仕事をするそうですよ。オペラファンの情熱はすごい!十九吃驚!いや、たしかに私も日本ではやるか。そのパターン。まあ私は自由業で午前中寝てられるし。しかしデンマークって公共交通が24時間ありますね。都市内だけでなく郊外への路線も24時間あるのですね。

さて宿に辿り着くまでにトラブルが。私が場所をよく把握してなくて、住所も細かい番地が合ってなくて、彼に迷惑をかけながらすっごい迷いながら辿り着きました。それでも笑顔で最後まで送ってくれた彼に感謝です。というわけで素晴らしい一日でした!今日一日の出来事に、二十吃驚!

いやー。YouTubeとかにパフォーマンスの映像あんま無いのにファンサービス映像*10は何故かあるんだけど、その理由が実によく分かった一日でした。

公演の感想は別途書きます。今日は今からバレエとコンサートに行って来ます!

*1:だって照れるんだもん。

*2:いま思うと楽屋のことなんだろうけど、バックステージではなくインサイドって言ったからステージの袖のことかと思った。

*3:Stigの友達なんだって言ってきたけど、この人の顔はよく知っていたので一発で分かった。でないと、ただのお友達のおじさんと思ってしまうところだった。

*4:そこか!結局そこか!

*5:不本意ながら認めざるを得ない。

*6:内容は公演レポで改めて書きます。

*7:お菓子は二つ持参して、ひとつはヨーロピアンにとってあまり違和感のなさそうなもので、しかもベタ甘のもの。何故ならデン人はベタ甘に慣れてて、あまり甘さ控えめ系だと通じないかと思ったのだ。もうひとつはいかにも日本なもので日持ちするもの。というわけで福砂屋のカステラと虎屋の羊羹を持参してました。

*8:グリーンティーはみんな知ってるみたい。喉にいいからって言ったら「今日も楽屋で飲んでたよ、どこのか知らないけど」。たぶん日本(由来)ですよね?他にも緑茶の文化がある国があるのかな?私は知らないけど。今回普通の煎茶と玉露を持参してて、煎茶はオーセンティックなお茶で、玉露はちゃんと淹れれば、赤ワインのようなテイストがあるよって話をしました。ちなみにお茶は一保堂で購入しましたが、日本人の癖に普段緑茶を(自分で淹れて)飲む習慣のない私にも大変親切に解説して頂き、英語の淹れ方解説のパンフなども充実していて、大変よくして頂きました。普通のお茶屋さんでは英語対応がイマイチなので、ホント助かりました。

*9:日本なら余裕で一片で一皿が成立しそうなお肉が三片乗ってて、結局一片コンプリートするのが精一杯だったけど、みんな私が一片を半分食べる頃には各自の皿を終わってた!特にアナセンは早かった!

*10:夜道で歌ってたりヘリウム吸って歌ってたり。