来シーズンの発表から

本日はROHの2011/2012シーズンPROMS2011の発表がありました。ROHはアナセン出演日を見てDKTのサブスクリプションの日程を決めるつもりで、PROMSはロンドンの最終日に寄って来るつもりで、心待ちにしていたのですが。

結果的にはどっちも微妙でした。まずROHサロメは2012年5月31日からということで、既に予定していた3月のパルジファルと近すぎるし、その時期にDKTで観れる演目もイマイチ魅力的でないし、そもそも2012年4月以降はしばらく遠征は我慢しなきゃいけない時期だから無理なのでした。ということで、DKTのサブスクリプションの決め手が無くなってしまいました。どうしよう。今年の冬には絶対DKT詣でしようと思っていたのに。長期遠征なんか出来るのは最後のチャンスだし、既に売り切れになってしまったプレミエの日は絶対外せないから、サブスクプター向けの優先販売期間にチケット購入すべく絶対サブスクリプトしないといけない状況なのに。また適当に一番安いチケットを抱き合わせるしかないのか。こうしてる間にもチケットどんどん残り少なくなってるし。

そしてPROMS。日程は7月17日の一点賭けだったわけですが、その日はプログラムが微妙だった(がっくし)。毎年PROMSの開幕直後の週末はオペラが来る確率が高いので期待していたのだけど、オペラは前の日の16日でした。しかもパッパーノのウィリアム・テル。何故そうなる。嗚呼すれ違い。でも16日は本命と重なってるから絶対ダメ。いくら曲目が良くても絶対譲れない(←誰も譲れなんて頼んでない)。この前後のプログラムはこんなん。

http://www.bbc.co.uk/proms/whats-on/2011/july-15

  • Friday 15 July (Opening Night)
    • Prom 1: First Night of the Proms
      7.30pm, Royal Albert Hall
      Join us for the First Night of the Proms, a varied taster for the new season, building to one of Janáček’s most visceral and optimistic works.
  • Saturday 16 July
    • Prom 2: Rossini – William Tell
      6.30pm, Royal Albert Hall
      Antonio Pappano returns with his Italian forces for a rare revival of Rossini’s magnum opus about the legendary founding fathers of Switzerland and the hero who shoots an apple from his son’s head.
  • Sunday 17 July
    • Prom 3: Organ recital – Bach, Bingham, Alain & Liszt
      4.00pm, Royal Albert Hall
      A major new work caps Stephen Farr’s afternoon recital on the fabled organ of the Royal Albert Hall.
    • Prom 4: Brian – Symphony No. 1, 'The Gothic'
      7.00pm, Royal Albert Hall
      Over a thousand performers gather for a rare performance of Brian’s gargantuan work, ‘The Gothic’.
  • Monday 18 July
    • Proms Chamber Music 1: Esfahani plays Bach's Goldberg Variations
      1.00pm, Cadogan Hall
      The Proms Chamber Music series begins at the top with one of the unassailable peaks of the repertoire.
    • Prom 5: Messiaen, Dusapin & Beethoven
      7.30pm, Royal Albert Hall
      A mainly French affair and a fabulous line-up for Beethoven’s Triple, which sees the return of iconic Martha Argerich.
  • Tuesday 19 July
  • Wednesday 20 July
    • Prom 8: Dvořák & Smetana
      7.30pm, Royal Albert Hall
      A Czech evening with a favourite conductor, a favourite concerto and a surprising Proms first.
  • Thursday 21 July
    • Prom 9: Sibelius, Bartók and Janáček
      7.30pm, Royal Albert Hall
      Sir Mark Elder and the Hallé are joined by András Schiff in a mixed programme of 20th-century masters

YouTubeで探して、 Brian: The Gothicを通して聴いたけど、微妙だった。マーラー8番並の大規模楽曲だからPROMSで聴くには効果的なのかもしれないけど、どうしても、どうしても、どうしても好きになれなかった。この好き嫌いの激しい性格、自分でもなんとかならないものかと思う。そもそもマーラー8番もダメだったっけ。

かといって、数日ずらしてもなー。しいて言えば19日のMyung-Whun Chungはいいかも。うーん、どうしよう。元々本命の公演を聴いた後はそれ以上音楽を入れたくない気がしてたくらいだから、マンチェスターから直接帰れってことかなあ。タイミングよくPROMS経験出来るチャンスだけど、こんな機会でもないと行かないだろうから勿体無い気がするけど、それだけだしな。あんま積極的に楽しむ気が無く、ただ体験しておきたいだけなら止めといた方がいいのかな。どうも最近そういうとこがあって、ザルツブルグイースターも、こんなことでもないとBPOを聴きに行こうなんて思わないだろうから*1、最初で最期のチャンスだから行っとこうかと思ってたくらいだし。悪い意味での教養主義に毒されてる気がする。お勉強気分というか、せめて○○くらいは経験しておかないと、○○を生で聴いたけどそれでもこっちがいいんだと言えないと弱いという理由で経験積んどこうと思ってるというか。ああ歪んでるなあ。つーか○○を本気で好きで楽しみにしてる人に失礼。なお、○○は適当にメジャーなものが入ります。特定の何かを揶揄してるわけじゃないよ。

こんな状況なら、みなさんどうします?しない後悔よりする後悔で予定を入れちゃいますか?


それにしても、DKTのサブスクリプションどうしよう。長期休みが取れるということでは来シーズンの冬までが私にとってはチャンスなのだが、決め手がないんだもの。9月から3月までアナセンのオペラがないし。あとは9月のバスティーユサロメか。7月と9月じゃ近過ぎて休みずらいし、Kglカペルのコンサートもないし、せめて10月半ばまでやっててくれたらシュンヴァントさんのルルが同じくバスティーユであるから決め手になったんだけど、時期が離れてて無理。うーん、全く決め手が無い。

思い返すと、これまでって恵まれ過ぎてたなあ。ジークフリートとかトリスタンとかタンホイザーとか*2、しかも一遠征で2公演以上とか。Welsのトリスタンもチャンスなのに惜し過ぎる。はあ。でもこれからって、どんどんそれ目当てに遠征するには微妙なスケジュールになっちゃうんだろうなあ。今の悩みだって贅沢過ぎると思い返す日が来ちゃうんだろうな。切ないです。

*1:なんたる暴言。

*2:嗚呼何故行かなかったんだタンホイザー。私の馬鹿ばかバカ!