京都でロックや演歌のコンサートを楽しみたい人は、ちゃんと反対した方がいいよ

京都会館再整備の基本設計候補者の技術提案書の閲覧というのが丁度されていて、そもそもこの基本設計、最初に出された公募では決まらず*1条件を大幅に緩和して再公募して、やっと決まった次第。聞くところによると、該当しそうな設計事務所に片っ端から電話して「応募して下さい」と言ってまわって、やっと決まったらしい。

この技術提案書、以下のようなわけでネットで公開出来ないのだけど、見てきました。

http://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000108/108081/05_eruran_annai.pdf
閲覧の際,閲覧場所からの持ち出し及びコピー機等による複写,写真撮影は,一切行えません。

で、その提案書を見たところ、勝手に特例を作って緩和する目論見の容積を使って、オペラ仕様の4階構造の客席を詰め込み、基本計画にあったようなフライタワーを付けた図面になっていた。これは、思っていたよりも露骨というか、全然隠す気が無いというか、放っておくと、本当にオペラハウスにされちゃうよ*2京都会館でロックや演歌のコンサートをこれからも楽しみたい人は、ちゃんと反対した方がいいよ。もちろんオペラ仕様になったからって、これらが絶対不可能になるわけじゃないし、びわ湖ホールでもたまにポピュラー音楽のコンサートは開催されてるわけだけど、それでも、あそこが多目的ホールであるという基本的な性格が変わってしまうことは覚悟しておいた方がいい予感。ただの提案書の段階だけど、思ったよりも全然露骨なことに驚きました。

*1:最初の公募では応募が2社あったんだけど、期限までに定められた書類を出さず、事実上の辞退だったそうな。

*2:とオペラファンが言うのも変だが。