びわ湖ホールの想定座高?

それにしても、今回の小ホール体験でまた思ったのですが、びわ湖ホールは一体どんな座高を想定して作られたんでしょう。私の座高では、目の前のステージと前の人の頭が完全に被ってしまい、前の人が特別高いわけでもないのに頭の中心がステージどんぴしゃの位置関係です。私は音楽を聴いている間は目を瞑ってしまうタイプなのでまあそこまで深刻でもないんですが、それでも、たまに目を開いたときにこの状態は一体???と思う。そういうわけで、通路際で目の前が開けている座席はマストです。

びわ湖ホールは、大ホールも中ホールも手すりが丁度視界の邪魔をする高さ設定で、上階席の一列目などはむしろ避けなければいけなかったりするのですが、一体どんな座高設定なんだと思う。私はたしかにチビですが、日本女性としてはそこまで想定外でも無い150センチ台前半です。私の年代ではかなり低い方に入りますが、クラシックの公演は年齢層が高いので必然的に身長低めの方が多く、鏡の前で周囲の女性と比較すると、全く珍しくない身長だと思うのですがねえ。

日本のホールって、あまりにも想定している客の体格の幅が狭いのか、座席間に段差が無さ過ぎのことが多いです。新国の2階席もすごかった。それで前の人が頭を動かすのに後ろの席の人が文句つけたりしてて、客席の雰囲気がギスギスしてるし*1。と言うと、あれでも改装前より良くなったと返されたりするので救い様が無かったりします。この点、色んな体格の人が混じってる外国の方が、想定している体格に幅があってチビでも大丈夫なように作られているので、満足出来たりします。なんかおかしい。

*1:これはさすがに関西では無いけど。良くも悪くも関西の人はおおらか。