ヴェネチアの栄光@びわ湖ホール声楽アンサンブル

今日も行って良かった。びわ湖ホールの小ホールにははじめて入りましたが、地方公民館に昭和結婚式場風味を振りかけた大ホール、黒づくめの演劇ホール風中ホールともまた違っていて、縦長のプロポーションも天井高もサイドが木で天井の白い内装も、教会を意識した空間でした。まさに声が上から降って来るようで、至福の時間でした。うふふ。

プログラムは16〜18世紀のヴェネチア縁の作品を集めたもの。美しいし、面白いです。各パート4名ずつの16名編成で、ちょうど一人一人の声が聴こえたり溶け合ったりという、まさに瀬戸際のライン。あんま宗教曲を聴く習慣がないのでどう表現していいものか分かりませんが、この場も人数も丁度よい心地よいサイズだと思いました。なかにすごい良い声で耳に飛び込んで来る声の持ち主がいて、ソロはあんまないのですが、その少ないソロの場面から思うに、テノールの山本さん、ソプラノの栗原さん、バスの迎さんかなーと思った。適当にプロフィール写真とかで見て推測してる人もいるので、違ってたらすんません。この日記は私が後で思い出すためのメモなんで勘弁してください。山本さんは、ソフトな系統の声で結構好みだなーと思った。

2011年11月05日(土) 開場:13:30 開演:14:00 小ホール
びわ湖ホール 声楽アンサンブル第47回定期公演『ヴェネツィアの栄光』
指揮:本山秀毅(びわ湖ホール声楽アンサンブル専任指揮者)
リュート:高本一郎
チェンバロ:森 裕
管弦楽:ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団
独唱・合唱:びわ湖ホール声楽アンサンブル
  岩川亮子 栗原未和 中嶋康子 松下美奈子
  小林久美子※ 田中千佳子 本田華奈子 森 季子
  竹内直紀 田中伸一※※ 古屋彰久 山本康寛
  相沢 創 砂場拓也 林 隆史 迎 肇聡

ガブリエリ:おお、なんと栄えあることか(16声のグロリア)
ガブリエリ:今日キリストはお生まれになった
ヴィヴァルディ:グロリア 
モンテヴェルディ:アリアンナの嘆き
ヴィヴァルディ:主は言われた

びわ湖ホール声楽アンサンブルの定期ははじめてだったのですが、こんないいものが聴けるなら、これから毎回行こうと思いました。結構空席があるので勿体無い。お近くの方は是非。プログラムは毎回マニアック気味ですが、曲知らなくても、ただその場にいるだけでも、とてもよい体験が出来ると思いますよ。

そう思ってて次回公演も行く気でセット券を確保してたのですが、実は都合で次回は行けなくなってしまいました。どなたかチケット引き取ってくださる方いませんか。定価3千円のところ、2千円で譲ります。座席も真ん中の通路際で目の前が開けていて観やすい場所ですよ。あー、それにしても、これプログラムが面白そうなんで、絶対行く気だったんだけどなあ。

http://www.biwako-hall.or.jp/event/detail.php?c=10200277
2012年01月28日(土) 開場:13:30 開演:14:00 小ホール
びわ湖ホール声楽アンサンブル第48回定期公演『民族音楽の様々』

合唱界の重鎮 田中信昭を迎え、「民族音楽の様々」というテーマのもと、世界の音楽をもとにかかれた合唱作品をお届けします。
声明(しょうみょう)や唱歌(しょうが)といった日本の伝統音楽のほか、スカンディナビア、ハンガリー中央アフリカ、モロッコベンガルなどの地でうまれた音楽が、作曲家によって新たな命を吹き込まれ、歌となってホールに響き渡ります。
田中信昭とびわ湖ホール声楽アンサンブルが鮮やかに描き出す、世界の音楽における律動の様々をお楽しみください。

[ 曲目 ]