5月のサロメ@ROH旅行計画

今日やっと、ちょっと時間が出来ました。ほっ。直前に迫った3月の準備と一緒に、次回以降の旅行計画を考えてました。夏は、よっぽど早く手配しておかないと、航空券が馬鹿みたいに高くなって諦めざるを得ないのを前回のパリで学習したので。ああでも、パリオペラ座、行っておけば良かった・・・一生の不覚・・・orz(←がっくり膝を着く人)

さて気を取り直して、今回の検討対象は以下の2つ。

このうち9月のリングは、行きたい日程は固まってて、後は航空券を確保するだけ。本当は他の歌劇場のスケジュール発表を待って前後に付けたい演目がないか確認したいところだけど、ラインを2回観るだけで既に日程が厳しいので(9/24〜10/02で9泊)、他の予定は絶対考えないことにして、手配開始。

今は丁度上半期(4〜9月)の航空券が発売になったところなので、しつこく格安代理店のサイトで見積もりとったりしてた。しかし発売直後なのに既にこの時点で希望日程通りに行かなかったりして、ええー?とか思ってたところ、灯台下暗しのカタール航空の公式サイトで、希望日程ジャストで現地到着時間がお昼頃と前泊不要、燃費込みで13万円とこのシーズンの航空券としては最安価格帯、しかもフライト直前までの変更・キャンセル料が1万円(!)というめちゃおいしい案件を見つけたので迷わずゲット!これで直前まで心配は無し。ちなみにエミレーツ公式でも、+2万円くらいで同じ時間帯、同じ程度の変更・キャンセル料のプランがある。もはや航空券は格安代理店の存在意義が無くなってるなーと思う今日この頃。

・・・と言いたいところだけど、実はひとつ不安材料があって、サロメが無事終わるまでは何とも言えないなーと思っていたりする。でもこればかりは仕方ない。そのためにも変更・キャンセル料が安価なのは有難い。


さて、もっと近い日程のサロメROH。こちらが悩ましいのだが、マストな日程は3/30のガッティのファルスタッフと、3/31と6/05のサロメ。ロンドンではこの間は他にオペラの予定は無し。

というわけで6/01-04のプラン次第でどうしようかなー、というところ。6/02はコペンでオペラとリサイタルが続けてある。しかも私の若手テノール一押しの(すだれ)クリステンセンである。その他は目ぼしいプランがない。DKTもDRも半分オフシーズンでポツポツとしか公演がない。というわけで残りの6/01, 3-4をどうしよう。6/01は欲張らなくてもいいのかもしれないが。

と言いつつ、その他のプランをチェック。例のごとくOperabaseで日程入れてプランをチェック。ピックアップ基準は、6月の3日・4日ともに一都市で続けて滞在して公演を観れること。

  • 6/03 Garsington L'olimpiade ヴィヴァルディ:オリンピアーデ
  • 6/04 Garsington Don Giovanni
  • 6/03 Munchen(SO) Siegfried
  • 6/04 Munchen(ST) Falstaff
  • 6/03 Stuttgart Elektra
  • 6/04 Stuttgart Wozzeck
  • 6/03 Wien(SO) Le nozze di Figaro
  • 6/04 Wien(SO) Tosca
  • 6/04(M) Wien(Volk) Die spinnen, die Romer ローマで起こった奇妙な出来事

ミュンヘンは観たばっかだし、劇場としてのトータルではあんま良い印象無いし、演目被ってるし、私はジークフリートにはうるさいのでパス*1シュトゥットガルトも重い組合せなのでイマイチ乗らない。いいなと思ったのがオスロ。演目も気になるし、コペンからオスロまで海路で移動出来た筈。季節も悪くない。これは有望。あーでも、船は出発が17時だからリサイタル聴いた後じゃダメだ・・・空路だと魅力半減。むしろイギリス−デンマークで海路はないのか。ハリッジ−エスビヤならある?あっ、丁度1日の運行がない。あーあ、チャンスだったのに。オペラ趣味って海路によい季節にヨーロッパ行かないから。惜しい。しかしこの航路の存在は覚えておこう。

ウィーンは毎日なんかしらやってるので観光客には非常に有難い存在。今年来日するのに何故わざわざって気もするが、そろそろ本場のウィーンを体験しとけって声も聞こえなくもない。あんま相性が良い予感がしないので避けてきたが、こういうことでもないと行きそうにないので、チャンスかもしれない。今なら友人もいるし、ウィーン駐在してる間に一度行きましょうって話はしてたし。フォルクスオパーはマチネだから、早朝便で移動すれば3つ観れるかな。と思ったらミュージカルなのかあ。でも、ウィーンは有望株だ。

GARSINGTON OPERAはロンドン近郊だから、ここにすれば長距離移動を1回減らせる。地名で言うとWormsleyでロンドンから電車で2時間半くらい。バスを2つ乗り継いで挙句30分歩くみたいな立地が気になる。でもガラス張りの野外会場が面白そう。

ついでに隙間日程の6月1日。長距離移動を増やさないで済む範囲でオペラ観れるプランはひとつだけ。ガジントンと同じく夏の野外オペラ+お外でピクニック。ノリントンはロンドンから1時間弱、ヒースロー空港まで2時間。最後は20分弱の道のりをタクシーで行かないといけないみたい。David Danholtがタイトルロールで出てる。デン人テノールで、Den Jyske OperaやDR響他のコンサートにはよく登場する人。

  • 6/01 Northington Idomeneo

ここまでの情報を日程毎にまとめると、こんな感じかな。ウィーンorオスロorロンドン(ガジントン)の決め手情報・他アドバイス求む。オスロは普通にハウスシンガーで、ガジントンは知名度的にはあんな感じで、ウィーンはそれなりに知ってる名前が並んでるって感じですが(←これでそっちに即決しないのが、日本人的には有りえないかと思うのだが、そんな感じ)。

日程 時間 演目 劇場・地名 メモ
5/30 19:30 Falstaff ROH ガッティ
5/31 19:30 Salome ROH アナセン♡
6/01 17:20 Idomeneo Northington 野外オペラ
6/02 AM 移動 ロンドン→コペン  
  12:00 Albert Herring DKT  
  17:00 Kristensen Recital DKT  
6/03 AM 移動 →ウィーン or オスロ or ガジントン  
    未定 ウィーン or オスロ or ガジントン  
6/04   未定 ウィーン or オスロ or ガジントン  
6/05 AM 移動 →ロンドン  
  19:30 Salome ROH アナセン♡

03. June 2012 Wien, Staatsoper
Le Nozze di Figaro|Wolfgang Amadeus Mozart
Louis Langree | Dirigent
Jean-Louis Martinoty | Regie
Hans Schavernoch | Buhne
Sylvie de Segonzac | Kostume
Fabrice Kebour | Licht

Gerald Finley | Conte d'Almaviva
Maija Kovalevska | Contessa d'Almaviva
Aleksandra Kurzak | Susanna
Luca Pisaroni | Figaro
Serena Malfi | Cherubino

04. June 2012 Wien, Staatsoper
Tosca|Giacomo Puccini
Karel Mark Chichon | Dirigent
Margarethe Wallmann | Regie
Nicola Benois | Buhnenbild und Kostume

Sondra Radvanovsky | Floria Tosca
Marcello Giordani | Mario Cavaradossi
Zeljko Lucic | Baron Scarpia

03 Jun 2012 Oslo, Den Norske Opera
Claudio Monteverdi : Ulysses vender hjem
(Il ritorno d'Ulisse in patria) ("The Return of Ulysses")

Conductor Alessandro de Marchi
Producer Ole Anders Tandberg
Sets Erlend Birkeland
Costumes Maria Geber
Lighting Ellen Ruge
~
Penelope Hege Hoisater
Odyssevs Furio Zanasi
Telemaco Daniel Johansson
Zevs Ole Jorgen Kristiansen
Ericlea Tone Kruse
Eumete Brenden Gunnell
Iro Arild Helleland
Pisandro David Hansen
Tempo/Nettuno Magne Fremmerlid
Fortuna/Melanto Ann-Beth Solvang
Minerva Lydia Moellenhoff

04 Jun 2012 Oslo, Den Norske Opera
Giuseppe Verdi : Aida

Conductor Pier Giorgio Morandi
Producer David McVicar
Sets Jean-Marc Puissant
Costumes Moritz Junge
Lighting Jennifer Tipton, Fin Walker
~
The king Carsten Stabell
Amneris Luciana D'Intino
Aida Tiffany Abban / Ragnhild Heiland Sorensen
Radames Henrik Engelsviken
Ramfis Petri Lindroos
Amonasro Yngve Andre Soberg
A Priestess Mariann Fjeld-Olsen

L'OLIMPIADE
3 June 2012 at 6.05pm Grange Park Opera

Megacle Emily Fons
Aminta Michael Maniaci
Aristea Rosa Bove
Licida Tim Mead
Argene Ruby Hughes
Clistene Riccardo Novaro
Alcandro William Berger

Conductor Laurence Cummings
Director David Freeman
Designer David Roger
Lighting Designer Bruno Poet
The Garsington Opera Orchestra

DON GIOVANNI
4 June 2012 at 5.50pm Grange Park Opera

Don Giovanni Grant Doyle
Commendatore Christophoros Stamboglis
Donna Anna Natasha Jouhl
Don Ottavio Jesus Leon
Donna Elvira Sophie Bevan
Leporello Joshua Bloom
Masetto Callum Thorpe
Zerlina Mary Bevan

Conductor Douglas Boyd
Director Daniel Slater
Designer Leslie Travers
Lighting Designer Bruno Poet
Movement Director Ran Arthur Braun
Garsington Opera Orchestra & Chorus

追記

1日のノリントンに行って、イギリスのピクニックオペラはこれで終わりということにして、3〜4日はウィーンかオスロに行こうかな。Grande Park Operaノリントン)は17世紀のコートヤードを利用した300席の小さい劇場なんだって。それは楽しみ。ビデオ見ると、まあまあ面白いんじゃないかな。演出は結構レジー系?去年の例を見るとレジー2、トラディショナル1ってとこかなあ。でも、なんだか私はお呼びじゃない雰囲気もビシバシ感じる。ブタックタイにロングドレスだって。うわ。尻尾を巻いて退散。こういうシーンて何が困るって、シングルは身の置き場が無くて困るじゃんね。

*1:大好きだから許容範囲狭くなって鑑賞機会が減るというパターン。