新国の地方公演を望む声

昨日の話題からの連想です。他人のふんどしで恐縮ですが、こちらのブログに新国立劇場の地方公演を望む声が複数寄せられていますのでご覧下さい。このコメントの一番目のwestbookってのは私です。
http://plaza.rakuten.co.jp/casahiroko/diary/201201230000/?scid=we_blg_tw01

スタッフの方と話したことがあるんですが、新国サイドとしては地方公演は別に止めているわけではなく、過去にもやっていたし今でもやりたいと思っていて、でも経費を出して呼んでくれていた地方の劇場の側が財政が厳しくなって呼んでくれなくなったという認識らしいです。

やっぱり、ここでも、ハードに金かけずにソフトに投入せいという話になるわけですが。大体、公演数に対して箱が多過ぎですよ。そんなに箱にかける金があるならソフトにかけるべきじゃないか!本末転倒です!私は、そのものではないものの、建設・土木の近接分野にいるので大体どんな感じかよく分かるのですが、日本中の地上200メートルをコンクリートで埋め尽くすならあとこれだけ仕事出来るとか、各県にひとつオペラハウスを作るならあと何個作れるとか、そういう調子なんですよ。でもって、それが本業だから、日々それに向かって活動していらっしゃるわけです。手弁当で後追いで止めようとしても止まらんわけだ。今日も話がこっちに逸れてしまいました(笑)。

しかし「だって呼んでくれないんだもーん」じゃないだろう、と思うんですがねえ。演奏会形式とか、放送とか、招聘したゲスト歌手や演出の共有化とか、コストが比較的かからない貢献の仕方はあるだろうし。それには、欧米のオペラハウスのコピーをひたすら目指すという方向性とは、違う方向を一度向いてみないと気付かないかもしれません。