最近の私はちょっと落ち込んでいる

アナセンの来日に合わせて企画していたリサイタルが、いろいろ協力してもらえて(デンマークでの協力者を探すより日本で探す方が難しいとはこれいかに!)、折角日程も会場もついでにプログラムも決まってきて、関西の知人友人みんなに伝えて皆来てくれるって言ってくれて、すごくいい感じだったのに、やっぱ無理みたい。

理由は、新国の契約に、招聘歌手の演奏会を開催する場合は招聘にかかる交通費の半分を負担すべしという内容の条項が含まれるからである。えーーー。私の感想としては、こんな感じが半分々々。

  • ただでさえ地方貢献の視点が殆どないのに、こんな地方公演を実質成立させなくする条項があるのは、釈然としない。税金使って制作して楽しめるのは東京のお客さんばっかりだし、世の中新幹線とホテル代出して鑑賞するマニアばかりではないのだから(←大体その時点で不平等だ)。
  • いや。元々は商業プロモーターが税金による招聘にただ乗りするのを防止することを目的とした条項なのだろうとは思うのですが。しかし。なんかなあ。
  • いやー。でも贔屓歌手のリサイタルのオーナーになるなんて夢を見させてもらったのは、やっぱ出来すぎた夢だったのか。いい夢見させてもらったわー(それで終わっちゃ駄目だ!)。

ちなみに、彼の奥さんの伴奏で、シューベルトの「冬の旅」をやろうとしてました。アンコールは Winterstrume。ここで書かないと一生書かないから書いちゃう。