シンポジウム、無事終わりました

本日の京都会館問題のシンポジウム、無事終わりました。ご来場頂いたみなさま、ご協力頂いたみなさま、本当に有難うございました。

今回対話形式の進行役を努めさせて頂いたのですが、いやー、難しいですね。分かりやすいものになったかどうか。日本の音楽ホールを巡る諸問題や、ソフトに比してハードに異様に偏っている現状、そして例としてオペラの場合を挙げて様々な可能性があること、一般に大規模と思われているオペラというジャンルであっても、必ずしも大きな箱は必須ではなくて、音楽を育み活性化し、聴衆の皆様に満足を与え、それが地域の誇りとなるような場は作れること、そのようなアイディアは様々にあること、今回のプランは排除の論理で進んだため、そのような幸せな模索が出来なくて非常に残念であることをお伝えしたいと思って進行しました。

この企画にお付き合い頂いた音楽評論家の日下部先生をはじめ、関係者のみなさま、どうも有難うございました。

最後に、今回のシンポ用にプレゼン資料を用意しておいたのですが、時間が無くて口頭で説明出来なかったので、原稿のパワポファイルを公開します。こちらは前向きで楽しい夢のある話では全くなく、聞きたくない不愉快な話ばかりで恐縮です。しかし前向き々々もいいんですが、誰かが聞きたくない話もしないと、この世の中は一体どうなってしまうんだろうと思って、見て見ぬ振りに罪悪感を感じて逃れられないので、非常に後ろ向きな気分になる自分を毎回鞭打ちながらやってます。嫌われるばかりで何もいいことは無いですけどね。
http://www.jca.apc.org/jikkuri/docs/120826_Nishimoto_IssueList_KyotoKaikan.pdf