初の「脂肪税」失敗 デンマークが撤廃へ

このブログで以前に報じたデンマークの脂肪税、失敗に終わったようです。間違いを認めて改めるのは重要なことですね。今、我が国の政府に最も必要とされているのは、この姿勢ではないでしょうか。間違いである可能性も念頭に入れつつ実行し、有効でなかったら改める。それのない組織がどうなっていくか。間違いがあってはならないから現実を曲げるということが積み重ねられてどうなって行くか。国民も間違いに寛容になることが必要だと思います。

初の「脂肪税」失敗 デンマークが撤廃へ '12/11/11 中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201211110145.html

 【ロンドン共同】英BBC放送は10日、デンマーク政府が国民の健康増進を目的に昨年10月、飽和脂肪酸を一定以上含む食品に対して導入した税金の撤廃を決めたと伝えた。世界初の「脂肪税」とみられたが、食品の価格上昇が失敗の原因となった。

 BBCによると、デンマークは2・3%を超える飽和脂肪酸を含むバターなど乳製品や肉、加工食品を対象に飽和脂肪酸1キロ当たり16クローネ(約217円)を課税した。飽和脂肪酸動脈硬化の原因になるとされる上、国民の間に増えている肥満を改善するため、脂肪分の少ない食生活を普及させるのが目的だった。

 しかしバターの値段が250グラム当たり2・2クローネ上昇するなど日常食品の価格に跳ね返った。デンマーク人は安い製品を求めて隣のドイツで買い物をするようになり、課税の効果が疑問視された。

 デンマークのスーパーはこれまで課税されていた食品の値下げを検討している。

ところで、この話題と言えばやっぱり思い出すのは、デン人の腹のありえないほどのふわふわ加減です。そのふわふわさ加減は、まるで室温に戻したバターのようです。羽根布団にも似ているかもしれません。この間アナセンに「フェザーケットみたいにソフトで、エラスティック(elastic=弾力性がある)」と言ったらものすごいウケたんですけど、一体なんなんだろう(そもそも私達は何故毎回腹の話をしているのか)。しかし彼ら、40代中盤くらいまではむしろ細いんですよ。一体どんな遺伝子なんだー。

デンマーク政府には、引き続き食生活改善の政策を模索して頂きたいものです。