クリスチャン教会のリング・続報

この続報です。その前に、コペンハーゲン×リングだと、いわゆるコペハンリングと紛らわしいので、クリスチャン教会のリングと呼ぶことにしました。

さて、オフィシャルサイト(ブログ)と寄付募集のサイトが公開されました。

資金問題は解決していないらしく、本日の地元紙(Jyllandsposten 21 Dec 2012)にアナセンのインタビューが載ったりしてる模様です。

上記から明らかになった情報によると、

  • 18人の奏者と12人のシンガーによるダイジェスト公演
  • リング4公演全体で、9時間半の演奏時間
  • 短縮&小編成版のオーケストラは Jonathan Dove*1
  • リブレットは Graham Vick
  • この短縮・小編成版のリングは、"Saga of the Ring"と名付けられている
  • 90年代前半に、Birmingham Touring Opera で初演
  • ドイツ、ポルトガルなどでも上演されている

キャスト等は

  • Stig Fogh Andersen, tenor main parties
  • Tina Kiberg as Brünnhilde
  • John Mannov as Wotan and Gunther
  • Gitta-Maria Sjöberg as Sieglinde
  • Lars Gushing as Wotan (Die Walküre) and Alberich
  • Anette Bod as Fricka
  • Elisabeth Hanke as Erda
  • Niels Borksand, conductor and production manager
  • musicians from the Kgl. Kapel and DRradiosymfoniorkestret*2
  • multi-and flower artist Tage Andersen, set designer
  • Christian church (Christians Kirke), 650 seats, Baroque theater church

演出は、はっきりとは書いていません。資金集め次第なのかな。クリスチャン教会での演奏という条件は、とても魅力的です。2010年にメサイアで経験していますが、音響がとてもいいんですよ。まさに天から降って来る音。それに、リハで空席の会場に潜り込んだ際の、クラシックなのに、まるでロック・コンサート会場に潜り込んだのかと間違うようなダイレクトに腰に来る音、しかもよく響くのに明晰な音という、音響好きには溜まらない条件をもう一度体験出来るかと思うと、早くも夏が待ち遠しくて溜まりません。

*1:小編成アンサンブルを得意とするオペラ作曲家で、English Touring Opera や Birmingham Touring Operaで活躍

*2:DKTオケとDR響