ボリス予習2/図書館を彷徨う

図書館の近くを通る用事があったので、品切重版未定になっているプーシキンのボリス・ゴドゥノフ(岩波文庫)があれば借りてみようと思って寄りました。検索したら、何故か地下の特別扱いの書庫所蔵になっており、書庫に入る手続きが始まったのでビビって係の人に「ただの岩波文庫なんですけど・・・」と申告したら、書庫の文庫は貸し出し不可とのこと。「別館なら貸出可能ですので行ってください」と指示され、人文書を扱う別館に移動して再度検索したところ、プーシキンの文庫も、ボリス・ゴドノフと偽のドミトリーも、さらに名作オペラブックス「ボリス・ゴドゥノフ」なんてものもありました。

結局この3冊を借りて別館を後にしました。こんなところ普段縁のない世界なのでビビりまくり(当方、無骨な技術系です)。これまた書庫から出てきた岩波文庫の焼け具合がすごい。昭和32年の初版本、定価四十円でありました。あまりの変色具合に感動して写真を撮りました。

なにげに貸出記録もすごい。昭和46〜53年にピークがあるけど、この頃に流行でもしたのだろうか。書き込みもある。まあ、この頃は共産思想がまだまだ輝いて見えた時代でもありますし、ロシア文学に興味を持つ人も多かったのでありましょう。

しかし歴史の検証本とか本気で読むのか?>自分。なにか間違った方向に進んでいる予習でございました。


さて、肝心の音楽はと言いますと、

RADIOCRAZY OPERA (24/7/Opera)
GMT 0300/EDT 11:00PM (Tuesday) Boris Godunow (1962) EMI (R)
GMT 0830/EDT 4:30AM Anton Rubinstein - Der Dämon (Demon) (1950) Cantus (R)

なんというタイミング。今日じゃん!終わってるじゃん!図書館をうろついてる間にこれ聴けばよかった(泣)。つーかRadioCrazyの選曲に狙い打ちされてるし。

・・・おかしいな。もっと軽く予習するつもりだったのに、どんどん大袈裟になっています。