ボリス予習5/YouTubeにて映像を漁る

予習順序に則ってプーシキンの再解釈とオペラブックスの感想を書きたかったけど、そっちは書くのに時間かかりそうなので後回しにして*1、映像体験記を書きます。たまたまクリックして辿りついた順に聞いてるので、チョイスは適当です。


http://www.youtube.com/watch?v=Nbt47SYVhFc
Escena del iurodivi - Boris Godunov

これ、すごい引き込まれました。映画?
なんだろ、嫌じゃない猥雑さがある。不思議な感じ。なんだろ、これ。


http://www.youtube.com/watch?v=fLAy9d4tiw8
Boris Christoff - Boris Godunov - Boris' death scene

歌は、ああバスだなーって感じですね。低くて耳の後ろでぶわっとなる。でもボリスって「ハイバスまたはバリトン」なんですよね?(←名作オペラブックスで学習した)そういう発音なのか、発声し始めのときに声が震えるところとか*2、ちょっとゾクっとしますね。ボリス・クリストフ。ブルガリアンだそうです。覚えました。


パーペのと比較すると、あっちは精気と色気があり過ぎますねえ。いやあ面白いなあ。ああでも、あのボリスなら現代ものにしたい。分かる分かる分かる。本当に分かってんのか怪しいけど(多分に先入観あると思うので)、そういうイマジネーションが湧いてくる。面白いんじゃないですか。正調じゃないけど。あのボリスだから撮れる*3イメージがある。

うーん面白いことがいっぱいあるなあ。歌に芝居がくっついてるだけなのに、なんでこんなに面白いかな。

ギャウロフのボリスとボリス・クリストフのボリス(ややこしいな)を観ましたが、この役はクリストフに軍配が上がりますね*4。他にもいくつか見たけど、一番感心したのはここらへんだった。

http://www.youtube.com/watch?v=iucfEGqRSpQ
Boris Christoff sings Boris Godunov (vaimusic.com)

http://www.youtube.com/watch?v=X3scGj809zk
Boris Christoff as Boris Godunov

http://www.youtube.com/watch?v=B4vxQiA8Ghk
Nicolai Ghiaurov - Boris Godunov - Boris' Death Scene

それから、この3個のうち一番上の動画にはピーメンが出てきますけど、この人も(クリストフと比べちゃったからかもしれませんけど)精気あり過ぎですね。隠遁者にしては。

いやでも、出だしの台詞は誰のもしっくり来ないや。どうするのがいいんですかね、ここ。

*1:そういうわけで予習4は欠番で、今日は予習5です。

*2:例1:09

*3:いや映画じゃないから。

*4:ああまた偉そうに。