おまけ編のおまけ編2/フランクフルトあれこれ

今度こそ雑多な印象と旅日記です。

  • そういうわけでフランクの劇場の廊下に、微妙に間違った「世界各国の挨拶」が貼ってあって、パーペや他のシンガー達が休憩時間にコーヒーなんか飲みながらその紙を眺めつつ「Thank you, ドウイタシマシテ」と呟いてたら微笑ましくないですか。
  • と書きながら思ったんだけど、実は、リサイタル前の楽屋裏で「チケットを無くしたちびっこいジャパニーズが飛び込んできて面白かったよ」とネタになってたらどうしよう?あの関係者のおじさんが親切にしてくれたのはそういう裏事情があったりして。あのオフィスのおにーさんが「Thank you, ドウイタシマシテ」って言うんだよって教えたんだったりして。あー。穴があったら入りたい。・・・・でもいいや。結果オーライだから!
  • ところでフランクフルトのオペラハウス(Oper Frankfurt)ですが、「地球の歩き方/ドイツ編('08-'09)」p45によると、ここの音楽総監督はヴァイグレさんだそうです。歩き方読んでて見つけたときはちょっと嬉しかった。だってそこで出てくるとはまさか思わないじゃないですか。意外なところで知り合い発見みたいな*1
  • あと意外なところで印象に残ったのは、パーペの髪がかなり赤いことでした。ステージ映像や写真では、照明のせいか、どっちかというと白みがかったブラウンに見えることが多いのですが、真近で見ると相当赤かったです。この写真の色は印象に近いです。ブラウン系の人種の中でも相当赤いような。どっちかというとイタリア系あたりにありがちな黒の入った赤さというのかな。
  • それに頭蓋骨が立派ですねえ、あの人は*2。頭の大きさに対して髪の部分が少ない*3印象を受けることがあるのですが、猫っ毛でペタっとしてるのと頭蓋骨が立派なのと、両方相俟ってそう見えるんですな。でも全身だと頭小さく見えるから不思議。
  • フランクではドタバタで全然観光する暇なかったのですが、唯一ゲーテハウスには行きましたよ。そこで発見したのですが、ゲーテって、世に流通するイメージを相当操作してますね。あのおっちゃん、垂れ目のどんぐり眼の生涯いたずらっ子一派じゃん*4ゲーテ博物館に肖像画があるのですが、あれ見ると、世に出回ってる画像は相当選ってることが分かりますよ。しかも、どんぐり眼肖像は何故かこっそり目立たないように置いてある。博物館の後半みんなが疲れてきて飛ばし見する辺りにこっそり数枚紛れ込んでます。本人だからといって特集コーナーがあるわけでもなく注目マークがついてるわけでもなく、多数ある肖像の中にこっそり紛れてる。あ、そういう性格なのか、そういうことか*5
  • フランクを出た後は、DBとライン川くだり*6を組み合わせてケルンまで行って、ケルンから夜行列車に乗ってドレスデンに向かうという大回りルートを実行しました。
  • さらにそこでも、何故かケルンのホームでスーツケースの取っ手が壊れ、タイミング良く目に付いた、まさに閉店作業中の店に飛び込んで強引にスーツケースを買い、しかしそれでも閉店時間を守ろうとするからすごいなー、日本じゃ客がいたら*7閉めないよなーと思ったり思わなかったり。さらにその後、列車の時間まで川辺に行こうと歩き始めたら意外と遠くて計算違いで、帰りは殆どスーツケース振り回して気が遠くなりそうな石段*8を駆け上がったという体力勝負なドタバタを繰り広げて列車に乗り込みました。性格がバレます。

*1:いや知り合いじゃないけど。

*2:何を観察してるんだ私は。

*3:決して髪が少ないわけでは!

*4:また見ただけで分かったような発言をする(笑)。

*5:また勝手に。

*6:しかも、ボッパルドという超マイナーな街から乗った。列車に乗ってから時刻表と顔突き合わせてたらそういうことになってしまった。

*7:しかも明らかに購入確実ですぐに売上になりそうな客がいたら。

*8:超長かった。