コンサート映像に目覚めたでござるの巻

Naoさんのところで、9月にリリース予定のヴェルレクの特設サイトの紹介がありました。そちらのコメント欄に書いた内容+αです。紹介有難うございました>Naoさん

http://www.pappanoverdi.com/

  • バナーが用意されていたので貼ってみる。わーい。ぺたぺた。Verdi Requiem
  • 上のサイトに埋め込みのビデオと、YouTubeに登録されたバージョン違いと、計2本のビデオが公開されてます。どっちもヴィラソン・フューチャーですな。はじめて意識して聞いたけど、ドラマティックな声ですねえ。こういうのがイタリアンな歌唱なのかしら。でもYouTubeのコメント欄でファンが怒ってるぞ。やっぱ喉に負担がかかるのかな。なんだか能天気に言ってて申し訳ないですが。
  • なんだか聴き覚えのある音作りです。でも"Dies Irae"の導入部はキレよくなりましたね、さすがに。パッパーノ氏の顔芸も健在のようで。斜め後ろからしか写ってないのに、こんなにはっきり分かっていいのかしら(笑)。
  • さて今回の注目はYouTubeの方。解像度がすごいですね。私このビデオ好きだな、映像作品として。構図とタイミングがグッド。なんだかDVDが出そうな気合とアンスタンダードさ加減です。出たらもちろん買いますよん>EMIさん。
  • では映画ファンらしく映像について語ってみますか。まず目に付くのは、彩度を落として色褪せた感じにした画面作りかと思いますが、それは置いとくとして*1 *2。この映像の気に入ったところは、フレーミングのセンスと切替のタイミングです。特にフレーミングですね。全体にアップ気味で、標準的なカメラより常に3割増アップって感じで、かつ非対称の不安定になりかねない構図ばかりを、ワンショットを短く切替を多用して繋いであります。映画だったらスタイリッシュという評が出ることでありましょう。撮影もそうですが、編集もいいです。
  • そして現代イタリア社会とレクイエムについて、そこはかとなく示唆して、それっきり放置な距離感。でもスタイリッシュ。
  • 部分的なところでいうと、7:00からのソプラノの人の手前に指揮者の腕を持ってくるところとか、いいですねえ。6:02付近の構図の不安定になりそうでならないバランス感覚も好きです。こういうの大好きなんですよねえ。映像作家の名前知りたいな。
  • (クラシックの)コンサート映像でこういうのは珍しいような気がするけど、でも自分こういうのあんまりよく知らないからなー。YouTubeで適当に見てるだけで、ちゃんとした映像作品を意識して見たわけじゃないし。また的外れなことを言ってたりするかな。
  • それにしても、パペっちは1人落ち着きが無さ過ぎる。子供かあんたは(笑)。あまりにも落ち着きがないので直前リハの映像かと思ったら、お客入ってるじゃないですか!!

*1:置いとくのかよ。いや、効果的だとは思うけどさ。

*2:全体に(写真で言うところの)露出オーバーだし、特にインタビューやリハの場面ではかなり極端にオーバーにしてる。