スカラ座ドン・カルロ テレビ放送 聴き直し編

昨日に引き続き、ドン・カルロスカラ座のテレビ放送分を音だけ切り出して、ちゃんとした再生環境で聴いてみましたよ。今回は、同好の士のご好意でNHK以外の放送音源を入手したのでデジタルコピーで聴くことが出来ました。やっぱり音質がいいといいですなー。

そして、映像が無いとやっぱり違いますなあ。映像があると音聴けてないことがよくよく自覚出来ました。あとCDとしてリリースされる分って、なんだかんだ言って、音だけで聴いたときの完成度は高いんですねえ。と、今回の経験と比較して思いました。まあ要するに、映像込みで観たときよりも粗が目立ったということです。でも粗があるのと聴いててハマれるかってのは別問題でして、やっぱこの音はノれるんですよねえ。

ニールが第一印象よりも粗ありまくりだった。映像付鑑賞では、あの覚束ない足元やヨッコイショやお尻振り振りに気をとられて、歌唱に神経がまわっていなかった模様です。いやむしろ、視覚と一致していたから違和感が無かったのか。それが狙いだったのか!

この経験の教訓としては、映像付鑑賞と音のみの鑑賞と、うっかり同じ基準で比較したり言及したりしないようにということですね。映像有の方が評価が甘くなりがちだと思いました。