メンデルスゾーン・エリヤ@京都コンサートホール

さっきまで書いていた長文が跡形もなく消えたので凹み感いっぱいのstarboardです。今日はこのようなものに行ってきました。

林達次 メモリアル演奏会
メンデルスゾーン生誕200年記念
LIAS 大ホール
Sp/釜洞祐子、Ms/寺谷千枝子、T/波多野均 Ba/田中勉
指揮/アグネス・グロスマン 管弦楽京都市交響楽団
合唱/京都ゲヴァントハウス合唱団、大阪ゲヴァントハウス合唱団
http://www.geocities.jp/sn1003sn/jpegdata/ELIAS-T.jpg

今週は、本当は昨日あったハイドン・フィルの方に行くつもりだったのですが、いろいろあって適わず、じゃあこっちにしとこうという後ろ向きな気分で行ったわけですが、結論から言うと、行ってよかったです。

行く前

会場にて

  • 入り口は盛況でしたが、客の出で立ちから合唱団の家族やお知り合いと思われ、一瞬場違いなところに来てしまったかと怯みます。
  • しかし折角来たのだから聴いていこうとチケットゲット。天井に近い方がいいので、3階席のサイドを選択。この辺りは家族席ではなく一般客エリアのようです。
  • 3階で聴く大ホールの音響はいいと思います。心地よい響きです。音量感があって演奏を近くに感じます。人によっては響き過ぎと言うかもしれません。
  • 京響の音は悪くないと思いました。心配していたのが拍子抜けです。完璧だとか一番だとかじゃないけど、また聴きたいと普通に思える演奏でした。昔の印象で敬遠している人がいたら、一度試してみる値打ちありだと思います。
  • ホールに助けられたせいか、オケも合唱も迫力がありました。
  • この日一番感心したのは女声コーラスでした。高音が苦手な私がこの評価を出すのは我ながら吃驚です。
  • 女声コーラスの中からソロが出る部分が何度かあるんですが、それもかなり良かったと思います。3人でやるアカペラのLift thine eyesなんて心地よく聴けました。
  • ソリストは、まあ比べる相手が悪いんですが、いつも馴染んでる辺りと比較するとみんな細いかなーと。エリヤ役の人は昔のバスっぽいというかちょっと音が篭りがちで発声もはっきり聞こえないのが気になる。でもいつも聴いてるのがあまりにもクリア路線なので、こんなもんかな。この役はもっと声そのものに存在感のある人がやったら聴き映えするでしょうね。テノールの人は出番があまりないのですが、繊細ながら味がある歌唱で面白いと思いました。チャコールグレーの金ボタンシングルに臙脂の蝶ネクタイという小学校の入学式みたいな格好が可愛いらしいです。ソプラノの人もソプラノっぽい輝きのある声、でもやっぽ細いかな。メゾはやっぱり私は分かってないなーとまたもや思いました。毎回これですね。
  • 拍手のタイミングが早過ぎる問題はやっぱりありましたねー。どんな心理でああなるんでしょうね。ちょっと余韻を待ちたいって思わないのかな。
  • そうだ、この日は字幕が用意されていたのですが、私の席からは丁度柱の陰になっていたので前半は気付かなかったのですよ。後半は気付いたので字幕付きで鑑賞出来たのですが、やっぱ違いますね。はじまる前によくホールを観察しておかなくちゃ。
  • 終わってみて、かなり満足度高かったです。合唱曲のライブ、また行きたいです。

*1:以前に何度か聴いたことはある筈ですが、意識してなかった頃なので覚えてないしノーカウント。

*2:個人的にその頃付き合いのあった音楽関係者と切れているから聞かないだけで、一般に話題になってないという意味ではありません。

*3:新幹線で行くところと比較して。