ダーニッシュ・ロマンチシズム入門

分かりやす過ぎですが、実はちょっと前からデンマークの音楽にハマってたりします。あまりにも分かりやす過ぎですね(笑)。いつもは時間もないのでお目当てのものしか聴かないのですが、今日は余裕があったので、ランダムに片っ端からアクセスしてみました。

DKTのお馴染みの面々とかシェンヴァント氏とかデンマークのレーベルであるDacapoつながりで、Naxosライブラリでどんどん検索して試してみると、これがどれもこれも良くて、世の中にこんな自分のために用意されたかのような好みドンピシャの世界が存在してていいのかと思ってしまいます。適当にクリックして、外れ無し。これは現実ですか。宇宙人の陰謀じゃないんですか。以下は、本当にこの順番にクリックしたというそのままリスト。

ダーニッシュ・ロマンチシズムって、ただ綺麗なだけじゃなくて独特のノホホンとした変さがあって、そこが私のツボらしいです。聴いてるとひとりでににんまりしてしまう感じ。でも、同時にすごく胸に来るというか、こんななごやかな音楽なのに、胸がいっぱいになって高揚しているという。一体なんだんだこの感覚は。

はっきり言って、かなり現代音楽的な変なのも含まれてますが(ノアゴーとか)、またそっち系統の変さも溜まらなくいいんですよ。私の音空間感覚にしっくり来るというか。自分の内側からなにかが湧き上がって膨らんでいっぱいになって息が出来なくなる。あ、ノアゴーを聴いたときの感覚は、プロコフィエフのボリスのNo. 22-24 Volkを聴いたときと同じ種類の感覚です、そういえば。あのときはびっくりしたなあ。衝撃度は2009年1番の経験なんですよ、これ。

マイナーオペラもいっぱいあって、こちらはゆっくり一作品ずつ消化しながら紹介していくつもりです。

ああ生きてるって素晴らしいなあ。生きてればいいことってあるもんだなあ(←安い幸せ)。


実はワルキューレ聴き比べをやろうと思ってNaxosライブラリにアクセスしたのに、これですっかり時間をつぶしてしまいました。でも一発目で聴いたフルトヴェングラー(1954)にすっかり持っていかれてしまったので「ああなんだ、ちゃんと聴けるじゃん」と思って、すっかり安心してしまってたりして。こちらはまた明日以降に書きます。ヒストリカル音源はそれはそれで面白いですね。今とのスタイルの違いが興味深いです。