木フェチ(?)キーンリサイドのホール観

歌手の側からホールの音響に言及しているところが珍しかったので備忘録メモです。

http://blog.goo.ne.jp/madokakip/e/24da62999f9aa2bdd25f18923fa3eacc

  • Q5:劇場によって歌いやすさは違いますか?
  • SK: 劇場自体に加えて演出によっても左右されますね。劇場の中に木材を出来るだけ多用すること、これは大事なことです。
    例えば、最近ウィーンで演った『マクベス』の演出は全く木材が使用されておらず、舞台は大きく空間が開けているし、
    歌手側の負担がすごく大きかったです。
    バスティーユは劇場自体の音響が悪くて、音が拡散しますので往生します。
    メトはあのサイズを考えると、音響は極めて良い劇場だと思います。
    自分の声にメトのサイズは簡単ではないですが、自分にあった演出なら、十分歌える範囲内です。
    メト、それから後はウィーンなんかもそうですが、良くオペラのことを知っている客が多いのはやりがいがありますね。
  • Q2:『リゴレット』のタイトルロールに着手されるそうですが、
    ヴェルディバリトン・ロールに積極的に取り組まれているその理由は?
  • SK:(前略)とはいえ、いきなりイタリアのオペラハウスで歌うのはちょっとtoo muchに思えたので(笑)、
    自分が育った土地、ウェールズにある1200席の木材が多用された劇場でロール・デビューする予定です。

歌手の側から見た歌いやすさについては、オペラと音響デザイナーの記事も参考にしてください。木はいいですよね。建築音響ではよく出る話題です。