自分が何に満足するか分からない

世間で評判がいいものでもさっぱり入って来ないことがある。それはもう、申し訳ないほどに入って来ない。特に何処が悪いというわけじゃない。むしろ欠点の無いタイプの演奏の方が入れなくて、早く終わらないかなーなんて思ってしまったりする。

最初の頃は鑑賞歴が浅いから聴きどころが分からないだけなのだろうと思っていたんだけど、どうもこの傾向は益々強くなっていくようだ。まあつまり「聴き手の自分が悪い」という初期のスタンスから「自信を持って、つまらない」という傲慢な態度になりつつあるらしい。困ったもんだ。

ちょっと前まで私は、ディスクリリースされている音源の方がいいのだろうと単純に考えていた。ところがどっこい、自分がものすごく強く反応するのは、そうでない音源が殆どだった。そんなんでも、放送されたり、誰かが強力にプッシュしたりして自分がアクセス出来るのだから、全く選別を経ていないわけではないのだろうけど。そんなこんなで、溜まったディスクの山は放置されたまま、クチコミを頼りに変な音源に手を出す日々である。

国際的に知名度が高いというのもよく分からなくなってきた。つか、私が知ってる=日本語圏における知名度ってことだから、それも偏っているのだろう。

本当によく分からないんですよね。ずっこけるような音源で満足しちゃうこともあるし*1、その逆――文句の付けようがない音源なのに全く入れず通り過ぎてしまうこともあるし。期待度とかどのくらい構えて聴くかとか、いろいろあるんだろうけど。なんだか自転車にうまく乗れない人みたいな日々が続いてます。

うーん、まあ・・・・何が言いたいかと言うと、評判がいいディスクにうまくノれなくて焦ったという日記なんです。

*1:あ、この満足ってのは心地よい時間を過ごせるということね。