いろいろ分かってきたけどよく分かんなくなってきた
それなりに評判がいい筈の、割とまあ誰もが誉めるような音源聴いてて、うーん、うまいんだけどさっぱりピンと来ないなあ・・・?と思ってしまって、その後で、同じ演目のDKT音源聴いたらいきなり引き込まれて面白くて、一体なんなんだと思ってしまった。おかしいよねこの感覚。どっちも初聴き音源だから、聴き込み量の差ではない筈。めちゃ好きな歌手が出てるとかでも、ない。好きな声が入るとのめり込み度が違うから、そのせいかと疑っちゃって確信が持てないんだけど、今回のは違ったから、はっきりした。
最初の頃にダメだったのも(要するにジークフリート・ショック以前にテノール全般がダメだったって例のエピソードのことですが)、どういうポイントがダメだったのか、はっきり自覚してきた。でもそのポイントってたぶん、なんだかこういうのもアレですが、他の人にとってはむしろ好ましくて、スター歌手がスター歌手であるための要素そのものであるような気がする。なにぶん他人のことなので、ちゃんと理解出来ているか分からないので、今のところたんなる推測だけど。
でもってそれって、オペラ聴く習慣のない人がオペラのどこが駄目かってポイントと重なってる気がする。この問題は、我が家では未だ現在進行中の問題なもので。ついでにいろいろ聴かせて何処で嫌がるか観察した結果からも、割と当たっている気がする。
とりあえずそんな段階。自覚しつつある。
オペラファンにとって評価が高いものの方が嫌がられるのは分かる気がするんですよ。入って来られたくないのに入ってくるから。準備OK!どんと来い!状態の人にとってはウェルカムでも。そんでもって私も、あんまりストレートに入って来られるのが嫌な人間なんですよね。なんだか後半の話が滑り過ぎて前半の話がどっか行ってしまった*1。
一般論ばかりでイマイチ面白くないですね。本当は具体的にサンプル音源付けてこの箇所って書くとはっきりするかもだけど、(私にとっては)よくないサンプルとして挙げるのに語弊がありそうで出せません。超メジャーどころだったら逆に許されるかな?