今年のバイロイト雑感
先日のコメントがきっかけで、ちょうどワルキューレの再放送があったので一幕だけ聴いてみました。ボータは全然よいではないですか。今年に入って変なコダワリが出来てしまって以来このジャンルはどれを聴いても*1野太いか甲高いかのどっちかに感じてしまって、途中でうんざりしてしまって満足出来なかったのですが、久々にストレス無しに聴き通せました*2。それに、声が決定打じゃなくて、スタイル*3がいいからいいんですよ。
ただ演奏がなぁ。前にディスクリリースされてるのを聴いたときよりはかなりマシな感じですが、相変わらず頭に入ってこないこと甚だしい。気がつくと、注目しようと思ってた箇所を通り過ぎていて、巻き戻してもう一回聴くんだけどまた終わってるという。そこをなんとか集中してチェック箇所までついていくのにすごい集中力を必要として、今の私にとってティーレマンて、眠いのに無理矢理目を開けて起きていなきゃいけない辛い瞬間のような演奏なんです。これどうなんですかね。支持者があんだけいるってことはなんかいいことがあるんだろうから、よい音響で聴けばよいんですか?一手間かけてみた方がよいですか?
あと今年チェックしたところでは、パルジファルは期待通り・・・・いや期待を遥かに超えて良かったです。冒頭のサウンドからして超絶美しい。オケがいいとこんなにいいんだ。まだ作品として理解不足なんで、もうちょっと理解が深まったらまた聴きたい音源です。