身に覚えがある

癖になってしまって、Houdiniをリピっているわけですが、これ、ミュージカルですね。オペラ歌手が歌うマイクを使わないミュージカル。ストーリーも演出も狙ってるし、ギターとペットとアコーディオンの古きよきポピュラー音楽調で、つまり、いわゆる「管弦楽」じゃない。メロディーラインもポップでとても耳馴染みのよい覚えやすい音楽。あとテーマがマンマ Manma mia だしなー*1

ところで私はかつてこんなことを書いていました。
録音が主食です/未来論風味再び

  • マイクを使ってもいいから、リハーサルで軽く歌ってるときのようなニュアンスを保ってくれ。
  • オペラとミュージカルやらラップやらとのコラボなんて見てみたいね。

という話をこのときしたわけですが、この2つ、実現してたんですねえ、ここで既に。あいやー。吃驚です。こんなことってあるんですねえ。

いえ別にマイク使ってるわけじゃないんですが、まあマイク使うのは目的じゃなくて、ニュアンスを保つことを優先してくれと言いたいがために引き合いに出した手段(のひとつ)ですから。もともと私にはここに惹かれる要素ってあったんですね。出会う前から夢想していたものに出会うことって、本当にあるんだなあ。なんとまあ。

いやー。妄想が現実に、じゃなくて、願望が現実になってたらしいですよ。これ観て思ったのは、やっぱりすごい可能性あると思う、この路線。

*1:ところで一般にStig Anderson (=Andersen) と言えばABBAのマネージャーで同名のミュージカルのタイトル曲"Mamma Mia"の作者のことを指すのだった。そしてオペラのSFAがこの作品で"Manma mia"と歌いまくっているのは・・・・別に狙ったわけではなく、こっちが先なので偶然の模様です。