こっそり告白
今年のバイロイトのライアンのジークフリートが評判がよいそうなので、バレンシアからよっぽど上達したのかなと思って、ネトラジで放送があったので聴いてみた。頭出ししようと思っていきなり Ho Hei から再生しちゃったのがいけなかったかもしれないが、「いやー！！！こんなの私のジークフリートじゃないーーーっ！！*1 いやー！きらいー！あっち行ってー！」状態になった。
その後一幕の最初から聴いたら、Ho Hei から予想したよりはマシだった。つーかあの人、一幕の後半にはもうヘロヘロで適当になってね？ 今年の収録分は一幕がよくて後は駄目だそうだから、悪い先入観を回避すべく、それ以上聴かなかった。なんせこれから4夜も付き合わなくてはならないからな。
ジークフリートは酔っ払いのおっさんみたいだし*2、ミーメも全く可愛げがなくて聴いていたくない感じだし、ついでにヴォータンも魅力が無いし、何を楽しみにして聴いたらいいんだ。みんなが求めるものと私が求めるものは、よっぽどかけ離れているのだろう。
これで実際聴きに行って、この印象通りなのに*3、やっぱりライアンには拍手喝采で、もう一方にはあんまりだったりするのを目の当たりにしてやんなっちゃったりするんだろうなあ（←だったら行くな）。
いえ、もちろん私の方が耳が悪くて、かつ狭量なファンにありがちなようにピンポイントの芸風を勝手にマストにした挙げ句にそうでないものを正当に評価出来ない状態になってるだけだと思いますよ。とりあえずジークフリートは聴けない聴いちゃいけない聴かない方がお互い幸せな作品殿堂入りした気がする。・・・・あと希望を託せるのはサニだけだ。サニー、早くバイロイトまでおいでー。
