鑑賞レポの前に、チケット購入までの道のり

本日は旅程の中では唯一何も予定していない日でした。というのはDKTでは既に観た演目しかやってないし、DRホールでも何もない日だし、ということで空いてたのです。でもそれまでに観た演目の中でもう一度観たいものを観ようとは決めていました。当初後半しか見れなかったTorneroseかなーと思ってて、でも時間になったらやっぱりオペラが観たいと思ってルルのチケット買ってました(笑)。実はLast minutes discountという制度を充てにしていたのですが、なんだかよく分からなくて利用出来ませんでした。これは旧劇場の隣のチケットオフィスで6時以降に売れ残っている当日の公演分のチケットを半額で購入出来る制度の筈なのですが、6時過ぎにチケットオフィスに行ったら「No.持ってる?無かったら旧劇場の中のチケット売り場に行って。ここは6時で閉まったから」って言われて、じゃあここにいまいる人達は6時前から並んでた人達なのかなー、でなきゃ予約ナンバーでも持ってて引き取りに来ているのかと早合点して、旧劇場に移動して並んで、そしたらそっちではdiscount出来ないと言われてしまった。謎だー。最初にちゃんと聞いとけば良かった。いまチェックしたら、たしかにオフィスは18時でクローズになってるのに、discountのところには18時以降って書いてあるんだよな。18時前に行って待ってないとダメなのか?難しい。

まあどうせ定価でも300クローネ強(日本円で5千円弱)と安いから大したことではないのですが。しかしこのチケット購入の列が遅々として進まず*1、18時数分過ぎに行ったのに、チケットを購入出来たのは19時を回っていた。Operaenまでの移動時間を考えて焦っていたのと、この調子で列の後ろの人が間に合わなかったらどうするんだと思って、何故discount出来ないかは聞かず、大急ぎでチケットを購入して移動しました*2。結果、Operaenに着いたのは19時半の開演にピッタリでした。開演前にワインを飲みたかったのに。discount出来ないなら最初からOperaenのチケット売り場に行けば余裕だったのに、長い道のりだった。

で、座ったのは今回座っていない唯一の階ということで4階(3rd balcony)です。ステージに近いサイド席で手すりにもたれて肩を乗り出して観ることが前提の場所です*3。ここは声は実によく聴こえるし、オケの音も良く、しかも最上階なのに視覚的にも充分近くて、コペンに住んでたらここ指定席にしちゃうのになーと思いました。しかし3幕ずっと同じ方向に傾いているのは辛く、次の幕間で反対サイドに移動しちゃいました。というのも、ここの観客はよく移動することすること。最上階のサイドや後方なんて、幕間後に戻ってみると自分の前後左右に誰もいないなんてことがありまして、じゃあ私も、というわけです。思えば私の移動癖(音響比較)は、DKTで初オペラを観たせいで始まったのかもしれません*4

*1:座席指定システムが非効率極まりないため。その時点での空席を客に見せず、希望を聞いて「ここはどう?」「じゃあこっちは?」と延々やっている。

*2:後で思いついたが、私はサブスクライバーのdiscount(常時10%オフ)も使える筈だった。そっちを聞かなかったのも心残りだ。

*3:角度の関係で、どんなに乗り出しても後ろの人の邪魔にはなりません。

*4:よくあるシーズン通して同じ席というのも全然魅力を感じないです。まあそれは劇場を知り尽くして自分にとっての当たり席が出来ると有難い制度なのかもしれません。今は、今日の音があそこではどう聴こえるんだろうという興味が勝ってます。