小田和正と京都会館
(小田和正ファンクラブ会報誌 FAR EAST CAFE PRESS 2011 Nov 25th Vol.253)
【6月14日】
次は京都だった。・・・震災・原発事故の復旧は大きく進展したわけではなかったが、世の中自体はいくぶん落ち着きを取り戻していた。
小さな会場なので、今回の花道は真ん中に短いものがひとつだけ。ホッとしたのは、人によっては毒舌と受け取れる小田の物言いが、見事に復活していたことだ。この日の会場は京都会館。市がこの1月、国内最大級のオペラハウスに改修する計画を発表し、物議を醸していた。ほど近いびわ湖にも同様施設があるのに、ここにも必要なのか? 小田は客席に対し、貴方たちを信じてるといった発言をした。京都の人達が、まさかそんなバカな選択はしないだろうというニュアンスも含め…。
画像 http://kyoto21c.exblog.jp/15069788/
とあるファンの方のレポートから。
(小田さん発言)
ど〜も〜、みなさんご存知だと思いますが、このホールの改修のための取り壊しの計画が進んでるそうです。
実は、この京都会館には特別な思い入れがあって、ここで演奏できなくなるっていうのはすごくさみしいんです。と、いうのは僕は学生時代に建築を勉強していまして、結構真剣に勉強したんですよ。で、卒業制作で美術館とか公園とかの「文化ゾーン」の計画に取り組んだんです。その時、この京都会館をパクッて、ですから、この建物のことは隅から隅まで知っているつもりなんです。
若いころ、初めてここのステージに立った時、今なら楽屋にケータリングといって、おいしいものがいっぱい並んでるんですが、当時はそんなことありませんでしたし、ここの食堂で、今でもあるのかな、あんみつを食べたのがおいしくて、それ以来、それも楽しみだったのですが。
友達から、その彼の友達から京都会館でやるんだったら、是非、そのことを話題に、と連絡があったんですが、悲しいかな、ぼくにはどうすることもできません。
ただ、市民の皆さんが、将来、「さすが京都」といわれるような選択をしてください。としか言いようがありません。
「さすが京都」と言われる選択を手助けしてください。→ オンライン署名 (他府県・海外の方も歓迎)
京都会館建替問題の解説 → オペラファンがオペラハウス建設に反対する12の理由