クラブの営業時間延長が市長選争点に

別に無差別に選挙ネタをやっているわけではなく、音楽への影響という観点から紹介します。

オペラにハマる前はクラブミュージックなんぞを好んで聴いていたブログ主でありますが*1京都市長選を目前に、クラブの営業時間規制について中村候補の発信した文章がTwitterなどで話題になっているようです。既に昨晩の段階でリツイート数3000超とか。冒頭に京都会館のことも書いて頂いてますし、文化・芸術は草の根からというこの文の趣旨に賛成ですので、コピペして広めることにします。

http://neo-city.jp/blog/2012/01/post-110.html
2012.01.15
市長選挙の争点「若者文化」

 突然発表された京都会館建て替え計画は、関係者の10年間にわたる審議を無視し、ネーミングライツロームだけと約束した上で、景観条例も無視し、文化的価値の極めて高い建物を全部取り崩して建て替えを強行しようとするものであり、その手法は到底許すことができません。

 京都は多くの文化を産み出してきている都市です。能や狂言を初めとする古典芸能などもそうですが、多くの若者音楽などが京都から発信されてきました。私の青春時代で言えば、高石ともやさん、バンバン、フォーククルセーダーズなどたくさんの著明なアーティストを輩出してきた街でもあります。

 コンサートは、円山公会堂や京都会館などがよく使われましたが、こうした大きな会場だけでなく、大学や街の小ホール、音楽喫茶など街の至る所で多くのミュージッシャンが活動し、多くの若者が集いました。

 音楽に限らず、文化・芸術は、大きな立派な施設をつくることによって成り立つものではなく、街全体で創り上げていくものです。街の至る所に、創造と発表の場があることが文化を発展させていく大きな条件だと考えます。

 ダンスクラブもこうした貴重な創造・発表の場です。先日対談させていただいたフライングダッチマンもクラブメトロなどで演奏しています。そして、ダンスクラブは若者が集い、踊り、作品をみんなで楽しむ場でもあります。こうした活動が幅広く展開されることは、京都の若者文化の発展に極めて望ましいことです。

 最近、深夜1時以降のダンスクラブの営業について、風営法にもとづく取り締まりが強化されていると聞いています。京都でも健全な活動を展開してきたクラブが、深夜1時以降の営業をしていたことから摘発され閉鎖を余儀なくされたとのことです。

 しかし、同じダンスでもソーシャルダンスの営業ならOKであり、どう考えても一連の規制は過度にいきすぎた取り締まりです。ダンス=不健全という考え方はあまりにも時代遅れです。かつて、ビートルズが来日したとき、ビートルズを真似て活動する若者達は「不良」とのレッテルを貼られました。

 時代遅れの過度の規制はさせないようにしていきましょう。そして、京都を若者文化の発信拠点として発展させていきましょう。

by 中村和雄 | コメント(4) | トラックバック(0)

ダンスクラブの取り締まり強化は、一体どんな意図・思惑があってこの時期に行われているんですかね。中村氏は年末のメトロの脱原発イベントにも出ていて、先日も、メトロで市長選候補者による公開政策討論会があったそう。もう一人の候補者は 公務多忙との口実で出てこなかったそうですが、このイベントだけじゃなく話の中身が問われる場には全く出てこないそうですが*2、この時期に市民に説明すること以上に大切なことってなんでしょうね。

http://www.metro.ne.jp/schedule/2011/12/23/index.html
2011.12.23(Fri) 14:30 START クラブメトロ(京都市左京区
『メトロ大學 シリーズ:311以後を生きる』 
東西脱原発トークバトル!!』
メトロ大學
GUEST:
【東】松本 哉 [まつもと・はじめ] (素人の乱)
【西】 中村 和雄 [なかむら・かずお]

今年も残すところあとわずか。激動の一年を振り返るうえで、原発のあり方について、改めて問い直してみようということで、クリスマスに脱原発をテーマにトークイベントを開催します。東京・高円寺の「原発やめろデモ!!」発起人の素人の乱松本哉参上!!さらには 、脱原発を掲げて京都市長選にでている弁護士・中村和雄も登場!東代表/素人の乱松本哉と西代表/弁護士中村和雄が熱いトークバトルを展開する。

http://www.metro.ne.jp/schedule/2012/01/10/index.html
2012.01.10(Tue) 19:00 開始 クラブメトロ(京都市左京区
NPO環境保護団体GAEA & メトロ大學 共同企画
京都市長選 公開政策討論会
〜市長候補に一問一答!〜』
政策討論会
司会:北村稔 (立命館大学 文学部教授)
ご登壇者:中村和雄 (京都市長選 候補・弁護士)/他
門川大作 現市長は公務多忙の為、メールでのご参加を交渉中です。

※21:30より政治トークBAR営業
3.11震災以降、多くの若者達が真剣に政治を考え、自らの生活を考え、今こそ自らの声を政治の場に届けたいという思いはかつてなく大きく渦巻いています。しかしながら、どこにぶつけて良いのか解らないというジレンマを抱え、3.11以降その思いはさらに加速しています。京都メトロ大學ではそれらの社会問題を更に深めて考える場として、来るべき2月5日の京都市長選に向けて『公開政策討論会 〜市長候補に一問一答!〜』を開催します!現職の門川大作市長と、脱原発を掲げる弁護士・中村和雄候補の両候補に我々が直面する様々な質問を投げかけます!(門川氏は公務多忙の為、メールでのご参加を交渉中)。司会には立命館大学 教授の北村稔氏を迎え、門川氏の掲げる文化首都・京都を目指す文化政策や、中村氏の掲げる脱原発への取り組みとエネルギー政策、更には貧困格差など、自らの生活に直結した差し迫った問題として強く興味を持っているテーマを中心に、両候補にインターネットやアンケートなどで応募した質問をぶつけ、自らの投票行動で社会に参加し、今の社会を変革しようとするする若者達が自分達の考えや意見をしっかりと投票という形で表明する為の機会としたいと思っております。自分達の未来は自分達で決める、現状を変えるのはあなた自身の行動、そう!これは「未来は僕らの手の中(by THA BLUE HERB)」にする為の選挙です!

追記/言及メモ

言及有難うございます。

*1:守備範囲はテクノ系統でクラブに行くことは滅多にないヘタレな引きこもりクラブミュージック愛好者でありましたが(笑)。

*2:そのくせ私の職場(従業員二桁の典型的中小企業)にはやってきて、滞在時間10分未満の表敬訪問をして行きました(中身のあることはなんも言わず)。相変わらず時代遅れの選挙戦略をとっているようです。