京響定期2012年1月

エスプリ香るフランスものといえば京響の得意どころですが、私は今日はノれなかった。特に前半のピアノ協奏曲は、ピアノが苦手なのは私の常なので特にこの演奏だけってわけではないとしても、オケ部分もノれなかったのが残念。特に今回は管がなあ。後半のドビュッシーはまだいいとしても、あと一歩なにかが欲しい・・・そういう性質のものが感じられませんでした。演奏のせいではなく受け手の問題で、自分が雑念だらけだったせいかもしれません。開演前・休憩時・終了後に電話ビシバシかかってくるし。というわけで、自分の音楽経験としては、京響の定期で外国人指揮者はどうも、というジンクスは今シーズンも破れなかった。めちゃ悪いわけじゃないけど、求めているような「特別」がないんだ。コミュニケーションが関係するんじゃないかと勝手に思ってるんだけど。

2012年1月20日(金)7:00 pm
京都コンサートホール・大ホール
京都市交響楽団第553回定期演奏会
ロベルト・ベンツィ(指揮)
リーズ・ドゥ・ラ・サール(ピアノ)
ラロ:歌劇「イスの王様」序曲
サン=サーンスピアノ協奏曲第2番ト短調op.22
ドビュッシー(ビュッセル編曲):小組曲
ドビュッシー交響詩「海」