多忙で不審で愉快な一日

昨日は門川候補からの回答が遅れに遅れて、記者発表用のまとめを作るのが遅れて深夜に。

13時から市政記者室にて公開質問状の記者会見。その場で各所に連絡したりの課題と宿題が発生。終わってから12時頃の着信に気付く。急用で銀行に行きながらコールバックしたら「なんでもありません、間違いです」。次に留守電を聞くと「回答が間違っていたので差し替えさせてください」これが間違いなのか?どういう間違いなんだ?はっきりさせておかないと、と思って、たまたま用のあった銀行の近くだったので、ついでに選対事務所に行く。受付で名前を告げて待っていると、いわゆるゴルフ焼け族っぽい外見のおっさんが出てくる。

いつもやりとりしている人と明らかに違うだろう、と思いつつ「先日から公開質問状の件で、お世話になっております。いつもお電話で対応頂いてるYさんですか?」というと「ワシがそのYだ、ほら、名刺にもそう書いてある」既に口調が全然違うんですけど?「あの、公開質問状の件でお電話頂きまして」「ああ、いっぱい来ているから、あんた、なんでこんな時期に質問するんや、平時に持って来いや」・・・こっからは話が長いのでまとめると、門川候補のところに公開質問状がいっぱい来ていて、小さい団体からも来ていて、そんな小さいところが百万人都市の市長をわざわざ忙しいときに煩わせるなという主旨。その考え方は如何なものかと思うし、そんなだから大型興行とか企業とかの方ばっかを見ることになるんだろうけど、そう思ってるなら、そっちが優先順位付けて切ったらいいやん(その結果を有権者にどう伝えられるかも含めて判断したらええやん)、言う方が自粛しろ、言ってくんなってのはおかしいと思った次第です。

それはともかく、おっさん完全に思い込みで、質問状を出したが回答がないと訴えに来た団体だと思って喋ってるらしく、目の前に記者会見用の回答があるのになーと思いつつ、そろそろと思って「あの、失礼ですが、やはりいつもお話してるYさんではないですね?」「いや、ワシだ、名刺あるやろ」「回答は既に頂いていまして、先ほどそれに関してお電話頂いたので、確認に参りました」「もちろん違う、そんなん最初からそうや」いやー。困りますねー。こういう人は。どうやって社会生活を営んでるんでしょうね。まあ、想像着きますが。彼の中では、適当にしていい人間とそうでない人間を瞬時に判断して、適当認定すると先にドバーっと喋って、相手に口を挟ませないんですよね。まず最低限の用件を聞けっつーの。それはともかく、これこれこういう電話があって、間違いがないように確認に来たと言って、数がいっぱいあるし、全部は把握していないから確認するということになって、「公務が忙しい忙しいと言うけど、この時期に表彰式を大量にやって、うちの会社にも2個も当たりましたからさぞかし大量にやってるんでしょうけど、平時と違って個別の会社に長々と話して、帰ったら従業員のみなさんにもお伝えくださいまで言ってる割には、公開討論会や質問状には公務が忙しいと言うんですね」くらい言ってやりたかったけど、このおっさんに言っても不毛なので、帰ったらネットに書いてやろーと思いながら事務所を後にしました。


一旦家に帰って、さっきの課題を果たすために連絡先調べと電話かけまくり。その間に毎日放送の京都会館特集の時間が近づいたので、録画だけ頼んで、また道中電話をかけたり受けたりしながら京都コンサートホールへ。いざ開始時間という時間になって、面識のある記者さんから電話。都市計画審議会で岡崎の高さ規制が15メートルから31メートルに引き上げ決まったという報で、コメントを求められました。質問の仕方から言って「京都会館建替を止める手段が無くなったので、たいへん危機感を感じている」「選挙前にこの決定となるようにタイミングを持ってきたのは意図的なものを感じる」くらい言って欲しいんだろうなーと思いつつ、「今日のは京都会館ではなく都市計画の審議会で、新景観政策で不動産業者や建築関係の反対を押し切って市民の私権を制限して実施したのに、市の案件だけ例外が続いている現状は大変問題である」「新景観政策ではこういった場合は特例許可という制度を使って、個別に市民にこういう建物を作りますと意見を募って決定することになっているのに、今回、地権者が京都市しかいない土地で地権者の同意があれば規制緩和出来る制度を使った点が問題」とKYな回答をしてしまった。ロビーで話しているうちに第1曲が終わってしまったので打ち切って、携帯OFFの世界へ。休憩時はiPhoneにて残っていた調べもの。


コンサート終了時は課題の続きをこなすべく急いで出たが、ホールの外で中村候補の支持者がビラ巻きをしていたので、いまなら出来るかも?と瞬時に判断して、"ずっとやりたかったが、どうせ迷惑だし・・・とグチグチ考えて出来なかった"街頭ビラ巻きをすることに。しかし欲しくない人の手に渡っても仕方ないので、「京都会館のビラです」と声を出して、関心のある人のみに渡すことにした。受け取る人と受け取らない人が、はっきり別れる。殆どはポケットに手を突っ込んで目を合わせないようにして通り過ぎるという日本人らしい態度だが*1 *2、わざわざ人波を逆らって受け取りに来てくれる人も。5〜10%くらいが手を出して受け取ってくれる。


持っていた30枚のビラを渡しきったところで終了して立ち話していると、件の記者から続きの電話があって(あんなKYな紙面に使えない回答をしたのにまた掛かってくるとは驚きである)、今度は氏名の読み・生年等を聞かれる。ついでに最近の状況を伝えて、公開討論会に出ないのに公務と称して表彰式ばっかやってることもチクって(うまいこと記事になるといいのだが)、多少ここに書けない話もする。で、自分の手持ちビラは配り終えたので中村候補の文化政策のビラを配る手伝いをして終了。「あの有名な西本さん」と言われてしまった。いつの間にそんなことになってたんや。中村さんのビラ撒いたとか書くと、していることが党派色で見られますかね。だけど私は政策で応援するのであって党派で支持するのではないからして、仮にも社会運動をしている者が、党派に見られるから政治に関わらないってのは明らかに本末転倒もいいところだと思うのである。そもそも私は政治的にはセカンド・ベストも認める現実派だが、今回は利権政治と不祥事と議論・手続軽視の露骨な門川の再選に危機感を持つ立場であって、あれしか出せないオール与党体制ってのがそもそもまずいと思うのである*3。一番の問題はそこだ。しかしこの長文を誰が読むんだ。

*1:余談であるが、外国でこれをやると殆どが受け取ってくれるうえに「サンキュー」と言ってくれるので吃驚する。日本では完全に「頭のおかしい人に関わらないようにしよう」である。

*2:どうでもいいが、アマオケの演奏会なんかでも、ホールの広報誌に載ってるのを見て行くのはOKだが、演奏者がビラ撒いてたりするのは避けるって人が多いのね。個人対個人になる機会をとことん避けるというか、間に公共や商売が入ってることで安心するというか。まあ私も個人付き合いは苦手な引き篭もりなので、人のことは全く言えないのですが。

*3:与党内で票がバラケるとまずいとかそういうセコい計算をしたんだろうけど。