京響の新CDが出ました

本日発売ですが、2,3日前に郵便でCDが届いていて、一足お先に聴くことが出来ました。[この演奏会]の録音です。聴いてみると、演奏会の記憶よりかしましい感じかな。家事をしながらかけたりするのにいいかも。しかしいきなり「CDを送りますので、ご査収ください」と書いてあって、ちとビビった。他の会員さんに聞いたところ、会員継続者に例年送られているようですが、そう書いておいて欲しいなあ。

http://www.kyoto-symphony.jp/news/index.php?id=132&start=0#id132
京響=広上によるライブ録音CD第2弾、2012年2/20から発売!
広上淳一指揮 京都市交響楽団定期演奏会 名曲ライブシリーズ 2」

★発売:京響自主演奏会の会場、Amazonhttp://www.amazon.co.jp/)、JEUGIA、音楽館・清水屋(京都河原町)ほかで発売
★料金: 1,500円(税込)  
指 揮:広上 淳一(京響常任指揮者)   
独 奏:上村 昇(京響ソロ首席チェロ奏者)、店村 眞積(ヴィオラ
管弦楽京都市交響楽団
曲 目:ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」op.92
     レスピーギ交響詩「ローマの祭り」
     R.シュトラウス交響詩ドン・キホーテ」op.35
(2011年8月5日 第549回定期演奏会ライブ録音)

今回のリリースでは、放送があったけど地震速報で中断してしまった5月のラフマニノフの回を心待ちにしていたので残念です。先に8月で出てしまったということは、もうリリースされないのでしょうか?あの切ないような苦しいようなざわつく心の中に、なにかが忍び込んでくる感じと愛と夢と冒険的前向きさを多くの方に聴いて欲しいので、是非お願いします!

あと今シーズンでは、公演の後何日も心を占領されてしまった外山先生の回希望!って放送してないってことは録音してないってことで無理なのか。これは、本当に、本気の本気で「日本の宝」でしたから!公演時のレポから引用。

http://d.hatena.ne.jp/starboard/20110910
さて、その後半のラフマニノフですが、なんか、いろいろすごかった。こっくりしていて、濃厚な飴色の、弦楽器のボディのようなこっくりした艶のある、例えばニッキの匂いみたいな種類の、癖のある・どこか異国っぽい・民族情緒あふれた、そんな匂いに取り巻かれたような、独特の風味のある演奏だった。これをどう表現したらいいのか分からない。とにかく特別だった。

なんでそうなのかは全然分からない。特に1〜2楽章がすごかったなあ。(中略)今日は木管の引継ぎが完全に溶け合っていて、引き継いでいるのに継ぎ目がないみたいな引き継ぎ方をさせていて、同じ楽器がずっと演奏しているみたいな調子を保ったまま音色だけが変わって行って、すごく不思議な体験だった。ファンタスティック!指揮者も素晴らしいが京響も素晴らしい。他のセクションの支えも含めて、総体としてこれを達成してるのは、本当にすごいことだと思った。

この日の印象、一晩寝た後も濃厚に残っていて、胸がかきむしられるような感覚がずっと離れなかった。熱烈な、切実な、郷愁・・・なのかなあ。こういうものが音を通して伝わるのが本当に不思議です。音楽って不思議。