京響定期2012年5月

今日はノれなかったー。最近毎回そう言っててゴメンだけど、前回や前々々回やその前のあの回にあのくらいで言ってゴメンと謝りたくなるくらい、今日はズバ抜けて、付いていけなかった。たまにこういう相性の指揮者っているけど、なんか頭に入ってこないというか、音楽がすぐ傍で生で鳴ってるのに、心に入って来なくて、ただ音が素通りして行ってしまう。今思い出してみると、3曲とも似たような印象。客ウケはそこまでは悪くなかったと思うので、分かる人には分かったのでありましょう。

まず1曲目。ロンドンの下町を描いたこの作品、元々賑々しい曲なのだとは思うのですが、なんか単なるガチャガチャに聴こえてしまう。途中静かになるシーン(教会を描いた部分)はまあまあ聞けて、ここから調子が良くなるのかと思ったら、またガチャガチャに戻ってそのまま。続く2曲目は、ヴァイオリン協奏曲。いつもソロ楽器がガシガシ押し過ぎてバランスが悪いと感じがちな私は、ただいま協奏曲の聴き方模索中なのですが、本日のソリストは明るく(ヴァイオリンにしては)澄んだニュアンスが微かに入った軽めの音色で、弾き方も決してガシガシの範疇ではなかったのですが、そうでなければ協奏曲としてしっくり来るのかというと、残念ながらそれも違うという結果でした。今日はオケのサウンドも自分好みでは無かったし、仕方無いか。3曲目は、メンデルスゾーンを聴いてる感じが全然しなかった。長かった。コメント不可能。まあこんな日もあるか。次回&次々回に期待。

2012年5月18日(金)7:00 pm
京都市交響楽団第557回定期演奏会
京都コンサートホール・大ホール
ジョセフ・ウォルフ(指揮)
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)
エルガー:序曲「コケイン」(ロンドンの下町で)op.40
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調op.26
メンデルスゾーン交響曲第3番イ短調スコットランド」op.56