デンマークオペラ健在
先日DRで放送されたデンマークオペラ Poul Schierbeck: Fete galante が面白くて溜まらない。なんでも作曲後50年も演奏されなかった作品の初演なんだそうだ。基本くすくすオペラで、何もストーリーを知らなくても、今何をやってるのか分かってしまうような、デンマークオペラらしい芝居っ気に満ちた作品。なにより嬉しいのが、演奏が、思わず数十年前の録音を聴いてるのかと思ってしまったこと。だって最近の演奏って、かつてあったようなニュアンスがないんだものー。今回のは思わず錯覚してしまうほどバッチリ。バリトンが、思わずパヴァタルさんの若いときかと思ってしまった。よく聴くと、もっと明るいんだけど。スコウフスでした。このブログで馴染みのあたりだと、ヘーゼゴー君、ヘニング-ヤンセン、パル・クンドソン、モルテン・フランク・ラーセンが出てる。これはいい人選。繰り返し楽しめる嬉しい音源です。指揮はシュンヴァントさんでした。
これ惜しいのが放送時間がいつもより延びてたらしく、録音の最後の最後が切れてしまったこと。誰か録ってないかな。
序曲部分はそんな特徴的じゃないと思うので、その後の本編から貼り付けます。
Dansk opera - Schierbecks Fete galante
Der er erotik, bedrag og ren afpresning i luften på slottet i 1700-tallets Versailles. Den danske komponist Poul Schierbecks eneste opera kan nu høres for første gang i mange år i en stærkt besat koncertopførelse med et nordisk sangerhold.
Poul Schierbeck: Fete galante (koncertopførelse)
MedvirkendeScaramouche: Bo Skovhus, baryton
Suzon: Dénise Beck, sopran
Rene: Michael Weinius, tenor
La Scaramouche: Andrea Pellegrini, mezzosopran*
Marskal Saint Lambert: Palle Knudsen, baryton
Grev de Montmorency: Jakob Bloch, bas
Abbed Lauzannes: Mathias Hedegaard, tenor*
Markis d'Argenville: Morten Frank Larsen, baryton
Louis XV: Gert Henning-Jensen, tenor*DR SymfoniOrkestret
DR KoncertKoret
Dirigent: Michael Schønwandt
