コンデジ市場に挑め!

話すと長くなるのだが、私はこの1ヶ月の間に、カメラをひとつ壊し、ひとつ買い、ひとつ売り、さらに中古を2つ買ったのだった。人生史上最大にカメラを売り買いした月だった。それもこれもみんな今現在のSONYが悪いのだが、つまりこんな感じ。

  1. 旅先で、愛用品のコンデジDSC-WX1を壊した。
  2. しばらく我慢してみたが、どうせ帰国してから買わなきゃいけないし、それなら今買ってしまおう。明日アナセン撮りたいし。
  3. ウィーンでカメラ購入。よせばいいのに、どうせ買うならと、間に合わせの一番安い価格帯ではなく、それまで使っていたカメラのちょい下くらいのグレードを購入*1
  4. そしたら、なんじゃこりゃああああ!画質も使い勝手もなってない!!
  5. こんな製品を作ってるから、今のSONYは落ち目なんじゃ!逝ってよし!つーか納得!超ナットク!これじゃ業績悪化して当然じゃん。
  6. つまりこの先、こんくらいの価格帯で、コンパクトで使い勝手のよい、満足出来る画質の新品が入手出来なくなる可能性があるってことか。
  7. という危機感のもと、歴代モデルの中で、自分の経験上、小マシなモデルの中古市場を漁る。しつこくウォッチしたうえに2モデルゲット。
  8. ひとつはDSC-P150。心のベストテンずっと一位。ドレスデンの写真はこの機種。2004年リリース。どこぞの展示品の放出分だったらしく、本体にカスリ傷ひとつなし、バッテリーも付属品も手を付けた形跡が全くない新品同等品をゲット。展示品と言っても家電量販店なんかで長期人の手に触れたものから一日だけのイベント用まであるので運よく後者に当たったのでしょう。2004年モデルの新同品が今入手出来るとは、なんてラッキー。バッテリーの持続時間やメモリ使用量のバランスなども、この頃の製品が良かったと思う。
  9. もうひとつは、今回壊れたDSC-WX1ドレスデンより後の写真はずっとこのカメラ()。撮れる写真の傾向としてはP150の方が好きだが、他機種と比べると断然マシ。ゲットした中古品は、これまたラッキーなことに傷ひとつない美品でした。カメラマニアのサブ機*2だったのではないかと。
  10. ついでにWX1に対応してるカメラアクセサリーIPT-DS1をゲット。中古市場を調べてて出物を偶然見つけたの。
  11. そしてウィーンで買ったカメラは中古市場に放出。たまたま購入したカメラが日本未発売カラーだったうえに、これまた日本未発売のSONY特製キャリングケース、SONY製メディアなどがセットになったレアモデルだったので、プレミアがついて新品価格の7割が回収出来ました。コンデジは一旦開封しちゃうと半値以下でも難しく、しかも電気製品では敬遠される海外仕様なのにこの価格で売れたのは、たまたま買ったカラーや限定付属品のせいとはいえ、本当にラッキーでした。
  12. ついでにウィーンの電気店ではSONY製品が人気だったよ。その人気も遠からず没落しそうな気がするが。向こうじゃ2世代くらい前のモデル売ってたりするからね。
  13. さらに、壊れたWX1の修理代が、クレジットカードに付帯の旅行保険で降りました。これで完全に元が取れた!元どころか、中古2台とアクセサリーの代金を引いてお釣りが出ちゃったよ!
    • ちなみに私の場合は、一人旅で、現地で壊れたことを証明出来るものが何も無かったにも関わらず、自分の申告書とメーカーの修理見積もりと壊れた現品の写真を提出すれば、すぐに保険金が降りました。海外でモノを壊したときは請求してみましょう。
      • 明らかに持ち主に非がある「落として壊した」とかの方が、持ち主に非がない壊れ方より(旅行と破損の関係が明らかなので)保険の対象になりやすいそうです。
      • 最近はメーカーの修理見積金額が高いので(←つまり修理せずに新品を買えと)、こういう保険のときは有利です。購入時の価格から経年の減耗分を引いたものか、修理代金のうち、安い方(から免責分を引いた分)が、保険の受取額になります。
  14. 壊れたWX1は部品取りに置いておくか、ジャンク品として放出するか、悩ましいな(←イマココ)。
  15. 結局、私の手元には、旅行に行く前よりひとつ多い新品同様のカメラと新しいアクセサリーと、前よりも多い現金が残ったのでした。転んでもロハでは起きないstarboardだぜ。今回、中途半端なカメラを買ったおかげで危機感が出て、何故か前より得をしてしまった。
  16. しかし今後、新品のコンデジ市場が期待出来ないのは悲しい。携帯電話の付属カメラの性能がこんだけ上がっている昨今、コンデジという製品自体が難しい時代かもしれない。
  17. え?他のメーカー?いや私もさんざ試した結果、今の境地に至ってるんですよ。

というわけで、実はこれが一番言いたかった、新しいオモチャのカメラアクセサリーIPT-DS1の話。

http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200908/09-0806B/
「カメラがカメラマンになる」
あなたの代わりにカメラが自動で撮影する
ユニークなカメラアクセサリー「Party-shot(パーティーショット)」発売


自動的にパン(回転)・チルト(角度調整)・カメラのズーム動作を行って被写体の顔を見つけ出し、構図とタイミングを考えて自動撮影してくれるユニークなカメラアクセサリーです。
例えば、家庭内やパーティーなどの場でテーブルの上に“サイバーショット”を取り付けた「Party-shot」を設置すれば、今までのように撮影者が入っていない写真ではなく、全員の写った家族写真やパーティーでの写真が残せます。被写体が撮影されることを意識しないので、家族の思い出やその場の楽しい雰囲気を自然な笑顔とともに自動で記録します。

それで、届いて早速テスト撮影してみたのだけど、面白いです。カメラが勝手に回転したり角度を変えたりズームしたりするので、その画面を見てるだけで相当楽しいです。おぬし、やるな、って感じ。これは遊べそうです。

で、これ何に使うのかって?もちろん、「アナセンと私」を撮るに決まってるじゃないですか。

*3

*1:数年経ってるから、ちょい下で同等くらいの機能があることを期待して。

*2:コレクションとして話題モデルは一通り購入してみるが、コンデジの出番は殆どない人種である。

*3:しかしこの商品、いまだに新品売ってるのね。amazonのリンクは海外仕様品からの逆輸入だけど、これは乾電池で動くからマニュアルが英語になる以外は関係ないから、対応カメラを持っている人は購入するが吉。イマドキの日本の家電にはない楽しい製品です。