大沢の池の舟上で横笛を聴く

ブログの更新が滞っておりますが、こういうときの常で、金にならない仕事が忙しくなっていたりします。

実は先日、とある環境系のイベントに参加いたしましたところ、個人的に溜飲の下がる(?)出来事がございまして、いえ、別に隠すような内容ではないので書いてしまいますが、私の本業は工業プロセス用の設備屋(工場の機械を作る人)でございまして、省エネと効率向上の師と仰ぐエイモリ・ロビンス博士の出版物・論文ともにずっと追いかけていたのですが、新刊出版アピールに来日されるということを聞きつけまして、参加申込みが遅れてちと手こずったのですが(というのは、丁度来日発表の頃にROHでリングを見ていたから申込みに出遅れたからなのですが)、なんとか無事に参加することが出来まして、行ってみたら講演会はもちろん、その後のレセプションが普段出入り禁止の奥の白洲の庭で行われるわ、大沢の池の舟遊びが用意されているわ、舟上で横笛*1の演奏を聴けるわの大サービスでして、帰りには博士の新刊も土産に付いてくるという至れり尽くせり加減。

このブログ的には池の上で聞く横笛サウンドなども興味深いわけですが、舟はゆっくり池を一周しながら聴かせてくれるのですが、奏者の近くにいて演奏がよく聴こえるときよりも*2、むしろ池の反対側にいて、櫂のわずかな水音や虫の音なんかと同じ程度に感じられるときの方が快いなあ、などと思った次第です。これは夜間で視界への刺激の占める度合いが小さく、感覚が聴覚に集中するのもあるでしょうね。昼間だとまた違うと思います。

と、これは、ある話を書きたいがための前振りだったりします。ところでロビンスの新刊と、既刊の中から一番オススメのナチュラル・キャピタリズムへのリンクを貼っておきます。

*1:これは名称が「横笛」なのですね。私が正式名称を忘れたというわけでなく。

*2:それはそれで息遣いが感じられて面白いのですけども。