2013年度のびわ湖ホール

公演プログラムの後ろに、びわ湖ホールの来シーズンの予定が掲載されていました。

びわ湖ホール神奈川県民ホール共同制作公演
びわ湖ホールプロデュースオペラ 〜ワーグナー生誕200年記念〜
ワーグナー作曲「ワルキューレ
公演日:2013年9月21日(土)22日(日)
指揮:沼尻竜典
演出:ジョエル・ローウェルス
管弦楽:日本センチュリー交響楽団&神奈川フィルハーモニー管弦楽団合同

日本の総力を結集して、渾身の上演!
沼尻竜典オペラセレクション
コルンゴルト作曲 歌劇「死の都」
公演日:2014年3月8日(土)9日(日)
指揮:沼尻竜典
管弦楽京都市交響楽団

ワルキューレはそれなりに楽しみにしてますということで。注目は「死の都」の方だ。2014年3月で、しかも「日本の総力を結集」って、新国=びわ湖でタッグを組むってこと?

京響コルンゴルトは嵌りそうだが、京響が新国のピットに入るならもっといいと思うのだが、楽しい妄想はこの辺にしておいて。つまりそれって、ホルテン演出ってことじゃん。それ全然「日本の総力を結集」になってないってツッコミはこの際置いといて、これ、ホルテン来ないっぽいのね。来ないとは言わなかったけど、来れるかどうかまだ分からなくて、来るとしてもどのくらい忙しいか分からないってことなんで、ちゃんと通した演出の仕事としては請けてないってことじゃないですか。つまりOopperaの初演分からレンタルプロダクションでやるってことで。ホルテン演出って細部、特に音楽を読んだ演技が命だから、大枠の衣装・セットとコンセプトだけだと、なんか仏作って魂入れずっつーか、大胆な読み替えだけが浮いて説明不足になって、中途半端でイマイチになってしまうんじゃないかという懸念が。

いや、こんなこと書いてて、たまたま同時期に同演目で、しかもこんなマイナー演目で、本当にオール・ジャパニーズの新演出だったら、それはすごい。そんな根性あったら、もうめっちゃ見直す。この日程を見るに、直前過ぎるから、やっぱ全然別件なのかなあ。指揮者違うしなあ。ソリストも、新国は来日組でびわ湖は国内組だろうしなあ。うーん、演出をびわ湖で立ち上げて、そのまま引越上演するにジャストの日程なのかなあ。謎は深まる。というわけで、思わぬ展開に発展した「死の都」問題でした。続報を刮目して待て!*1 *2

http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/30000337.html
■時代の波に埋もれていた
 後期ロマン派の傑作が新国立劇場で蘇る!■
【新制作】エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト
「死の都」 Die tote Stadt

指揮:ヤロスラフ・キズリンク 演出:カスパー・ホルテン
パウル:トルステン・ケール マリー/マリエッタ:ミーガン・ミラー
フランク/フリッツ:トーマス・ヨハネス・マイヤー
2014年3/12(水)、15(土)、 18(火)、21(金・祝)、24(月)
◆本公演はフィンランド国立歌劇場(ヘルシンキ)からの
 プロダクション・レンタルでの上演となります。

参考 http://d.hatena.ne.jp/starboard/20121112


今日は久々に京響の定期もハシゴしたけど、そっちのレポは後日。

*1:あ、ひょっとして、私がホルテンに聞けば解決するのか。どことどこにライセンスしたかって。

*2:それより早いのは、誰か明後日びわ湖ホールに行ったら聞いて来てよ。同時期ですが新国の演出と関係ありますかって。