ボリス予習9/これも史実のボリス

ちょっと真面目なネタで肩が凝った*1ので、おちゃらけをひとつ。

ゴドゥノフ家の人々は相当容姿端麗だった模様です。大した身分もないのに皇子に見初められ妾ではなく正室になった妹イリヤとか、当時絶世の美人と評判で、その花婿探しが世間の注目を集めた娘クセニアとか、偶然のわけがありません。ボリス本人も端正な容貌の持ち主と言われています。栗生沢先生*2は『イリーナ*3といいマリヤ*4といい、ボリスの運命においては、女性が大きな役割をはたしていた』と記しています。殆ど一代二代で成り上がった事実から考えて、単に見かけがいいだけでなく、人をチャームする魅力に溢れた一族だったのではないでしょうか。この観点からのオペラ演出は如何でしょうか。

*1:というか、あんな長文読んでもらえるのか。

*2:『ボリス・ゴドノフと偽のドミトリー』の著者。

*3:

*4: