頭でっかちなリーダーアーベントレポ(本編)
starboard@フランクフルトの宿です。リーダーアーベント行ってきました!レポ行きます。ちょっと、いやかなり自分のことばっか書いていて見苦しいですが、以下で書く理由で曲目が分からない状態で聴いたので、曲目毎に記憶することが出来なかったので、このスタイルになりました。
前半
まず諸般の事情により*1、開演時間ギリギリについて、慌てて席につきました。1階2列目の右サイド寄りです。ステージが近いです。チェシャ猫並みに顔中笑いでいっぱいになってしまいそうで、慌てて引き締めます。隣のおじさんを見ると、なにやらプログラムらしきものを持っています。どこでゲットしたの?と聞くと、外で売ってるよ、とのこと。時間ギリギリだったから全然目に入ってなかった。いまから席を立つのは問題あるから、後でゲットしようと考えて開演を待ちました。この判断が後で致命傷になったのですが....
ほぼ定刻通りにパーペ氏と伴奏者カミーロ氏登場です。うわー本物だー。嬉しい。やっぱり大きい、てゆーかボリューミィ*2だ。緊張しちゃうねって感じで、燕尾服の両側を持ってパタパタさせておどけた後、グランドピアノの凹み部分*3の前に立って右手をピアノに置いた姿勢で歌いだすパーペ。あ、Aufenthaltだ....ところが、なにか違うのです。WNYCのミニライブで聴いたのは迫力が違う。え?そんな馬鹿な....と焦る私。期待が大き過ぎた?普段聴いてるオーディオを自分好みにし過ぎてた?*4いやでも、ひょっとしてパーペ調子悪い?そういえば、登場時になんかヘアが寝癖っぽいなーと思ったんだよな。ひょっとして調子悪くて直前まで休んでた?それともペース配分?*5でもペース配分で1曲目を抑えたりはしないよね。やっぱり体調が悪いのかしら?この間から戻ってないの?ああどうしよう、ドキドキドキドキ....時間が過ぎていきます。あ、ピアノはジンガー氏よりこっちのが好きかも。
Aufenthaltが終わりました。拍手が起こりません。益々焦る私。みんなそう思ったの?それにしても冷た過ぎない?隣のおじさんに拍手のゼスチャーをしながら様子を伺ってみましたが、手で軽く静止されました。何これ何これ?以下2曲はあっという間に過ぎました。なんだろう、歌の表情は豊かだけど、声が出ていない。部分的には出るところもあるんだけど、全体としてピアノに勝ってない*6。こころなしか表情もしんどそう。歌っている間は例のパペ百面相をしてくれるのですが、声を出さないちょっとした間の表情が辛そうです。でも私の耳なんか当てになるのかしら?表情も、そう思って見るからそう見えてくる?3曲目が終わったところで、やっと拍手が起こりました。ほっとして懸命に拍手しました。客席に挨拶をして退場する2人。ここに至って、やっとそういうことかと理解しました*7。
すぐに再登場して、同じ体勢で次の曲がはじまりました。やっぱり、出るところは出るけど、全体の迫力がいつもと違う*8。パーペしんどそう。頑張って!手に汗を握って応援です。緊張しに来たのかリラックスしに来たのか分かりません。何曲続いたか分かりません。長いような短いような時間が過ぎます。本当に不調なのか、それとも自分の感じ方の問題なのか、自問自答を続けます。徐々に調子が出てきたのか、うっとりする瞬間も、声のパワーにふっとどっかに持っていかれそうになる瞬間も増えてきました。そういえば、どこかのBlogで読んだ*9、全体に手抜きだけど決めるとこ決めるって、この状態のことじゃないかしら?主観的に長かったこの2ターン目が終わり、拍手を受けて2人が退場しました。心なしか、さっきよりも拍手が多い気がします。
3ターン目。パーペは蝶ネクタイを取って、シャツのボタンを2つ開けて登場しました。燕尾服にそれですか!どびっくりです。寝癖?も直したようです。やっぱりアレはそうだったのか....さすがに上着は脱いでません。ボソボソっと何か言っては笑いを取り、また一言言っては笑いを取り*10、それを3度繰り返して歌う体勢に入りました。明るくて賑やかな曲調です。うわ、いきなり声出ました。あとは夢中です。すごいすごい、よく持ち直しました。賑やかな曲、勇ましい曲、そんな曲が3曲続き、拍手のときにはじめてブラヴォーが出ました。ここで、やっぱり私の感じ方のせいだけじゃなかったんだと、ちょっとほっとする私。そういえばさっきまでは笑顔が無かったことを思い出しました。
2人が退場した後も拍手は続き、再登場して拍手を受ける2人。そしてそのまま退場。あれ?もう終わり?十曲以上は演ったからこんなもん?アンコールも無し?やっぱ調子悪いの?疑問がいっぱいの私を余所に、客席から移動する人々。えーこれで終わり?そんなあ、と思いつつ席を立って、観客の表情を観察します。あんまし満足した顔は無い、ような。
後半
ところがこれはインターミッションだったのでした。あー良かった。ワインを一杯飲み、先ほどの緊張の効果か私にしてはありえないほどよく酔いがまわった状態で*11席に戻りました。インターミッションの間にプログラムをゲットしようとしたらもう無くなっていたので、隣のおじさんに話しかけて見せてもらいます。短時間に覚えることも出来ないので、これだけ確認しました。
- Shubert 3曲
- Wolf 7曲
- Shubert 3曲
- インターミッション
- Shumann 16曲
*1:この日の顛末は後で書きます。旅日記も読んでくださいますか?>読者の皆様
*2:volumeを形容詞化した勝手な造語。
*3:ここって名前ありますか?
*4:つーか、普段ボリューム大き過ぎです>starboadさん。
*5:WNVYCの3曲と同じ調子では長丁場を突っ走れないとか。
*6:負けてはいないけど、勝ってないってバランス。
*7:これだから素人は。
*8:はじめての実演で判断出来るんかい?いつもがボリューム上げ過ぎ&オーディオ調整し過ぎやろーと心の中で自分に突っ込みつつ。
*9:旅先なので今確認出来ませんが、後で調べて追記します。
*10:あー。そういえばドイツ語だった。さっぱり分からん。
*11:よく考えたら、この直前はトラブル続きでドタバタであまり飲食していませんでした。