今日は昨日の余波で。
フィリップ・ジャルスキー&ラルペッジャータのビデオを2本(3曲)。
http://www.youtube.com/watch?v=woh1d7QxIKA
Sì dolce è, Ohimè ch'io cado, 2曲続けて
http://www.youtube.com/watch?v=EZ-VsKB_tNw
Ciaccona del Paradiso e del Inferno @ おっさん2名と張り合う
購入してきたCDは、邂逅時の印象が鮮烈だったOpium。実は先に選択したヘンデルのアリア集が先日書いた理由であんまし繰り返し聴くって感じにならなかったので*1、その反省を込めて歌曲のアルバムを選択。伴奏が控えめで、声に特化して聴けるのがグッド。あんまり構えずカジュアルな場面で、すっとピアノの脇に立ってさらっと歌い出す雰囲気で、日常に馴染みます。クロスオーバー志向の方にオススメ。
で、ヤバいです、これ。もちろんいい方の意味で。YouTubeではじめて触れたときの印象もすごかったけど、ちゃんとした環境で聴くとめちゃくちゃすごいわ。いやしかし、すっごい人がいるもんだなあ。声が均質ってこういうことなんだろうなあ。均質で滑らかで詰まっていて、濃厚なクリームみたい。でも重くないの。不思議不思議。コントロール完璧だし、肺はいつも余裕であることを忘れてしまいそうだし、やっぱ中に人間入ってないんじゃない?
ついで日記/あの素晴らしいカメラをもう一度
このblogで取り上げたせいで久々にブラナーのことを思い出したので*2、公開中のブラナー出演作パイレーツ・ロックを観て来ました。中身は60年代イギリスファッションに興味がある人以外には*3 *4ちょっとお薦め出来ない感じなんですが、だってあの脚本とカメラはないわー。「ラブ・アクチュアリーの監督だからさ、ああいうの好きでしょ、行こうよ」と言って、映画はラブコメしか見ませんという一般人を連れ込んだので、いつものごとく「金返せ」と言われるかと思ったら*5これは大丈夫だったらしい。一般人分からん。なんでこれがOKで、あの素晴らしいカメラの作品群が駄目なんだー!!!