母とウナギ

カタリーナ・タールバッハつながりでブリキの太鼓あらすじを読んでいたらウナギが登場したので、あれ?と思ってMutter@Mein Herz Brenntの訳詞を見たら、やっぱりウナギだった。ドイツにはウナギと妊娠に関する迷信でもあるのだろうか。ご存知の方いたら教えてください。

これ、変な映画だったなあ。なんちゃってテクノファンのstarboardは坂本龍一が音楽をやっていたというきっかけで観たのだった*1。当時中学生だったと思うが、子供にはさっぱり分からんかったぜ。今観たらなにか分かるだろうか。この辺とか読むにめっちゃ好みっぽいのだが。こういう作品が好きなんですよ・・・・

もはやオペラとは何の関係もないが、ギュンター・グラスが出てきたので文芸カテに分類。ドイツ人のウナギのイメージについてはこの辺が参考になるかもしれない。ついでにブリキの太鼓つながりで出てきた興味深い記事をメモ。


ところでMein Herz Brenntは、というかMutterは、エキセントリックとしか言い様が無い。他にどんな感想を持てというのか。雄叫びだし。これ、どこをどういう風に歌うか、本人が決めてやってんだよねえ。殆ど男子校ノリをそのまま録音してしまったに近いのだが。原曲*2が原曲だからある意味自然なことなのか。いや、先にこっち聴いた後で原曲聴くと、メタルバンド・バージョンが大人しいので驚いたんですが。むしろ。

これコンサートでやってたんだよねえ。どんな顔してやってんだろ。どう考えても両手をがおーっと上げて雄叫びポーズとってる画しか浮かばないので困ります。元々聴けない曲だったけど、Naoさんがあることを教えてくれたので余計聴けなくなりました。

ちなみに、聴けないというのは、ちょっと迂闊に聴けないくらい揺さぶられるということなので、starboard的には大いに評価しております、この試み。念のため。しかし、本当に、つくづく変な人だよねえ。この人。シュールというかエキセントリックというか。ただのイモにーちゃんじゃないぜ!

ラムスタインの原詩、Mutterだけ異質だと思ったんだけど、ブリキの太鼓的な世界観を描いたと思えば分かるような気がする。

Torsten Rasch:
Mein Herz brennt
ブリキの太鼓(映画) ブリキの太鼓(原作)

*1:後で調べたところ、ブリキの太鼓の音楽は別人だった。そのものじゃなくて、ブリキの太鼓の監督の次作の音楽を教授がやったというきっかけでブリキの太鼓の話を聞いて興味を持ち観に行ったらしい。教授と関係が深いJAPANのアルバムにも同名のタイトルがあるし、ややこしい。そんだけ当時その手の人らに影響を与えた作品だったんでしょうな。

*2:リンク先で英語訳詞が見れます。