DKTタンホイザーのドレスリハーサル写真
今日もコペハンネタですいません*1。いま本業もコペハン漬けなので、どうしてもここから離れられないんですよう*2。そういうわけで、DKTのタンホイザーのドレスリハーサル写真が公開されたので紹介です。
http://www.kglteater.dk/OplevTeateret/Galleri/Opera/2009_2010/Tannhauser.aspx
カスパー・ベック・ホルテン、腕を上げたな!(←偉そう) おんぶ演出家のくせに。
ずいぶんシックというか、ゴシック ヴィクトリアン?ちゃんと(ちゃんと?)エロやばシーンもあります。これは、あれだろなあ。ピーター・グリーナウェイの枕草子(1996)。この演出では女性に文字を書くのがヴェヌス様の影響下にあることの暗示なのでしょう。インパクト大で分かりやすい。雰囲気だけはめっちゃエロいが文句をつけにくい。やるじゃん。
この ゴシック ヴィクトリアンな雰囲気に野生児アナセンがどうかみ合うかですが、写真を見る限りうまくハマってるみたいです。ちょっと痩せた方がいいと思うけどね。コペハンリングのフンディングの若ハゲ Milling氏*3もいる。誰も興味はないだろうが一行知識として書いておくとアナセンの奥さん Kibergさんがエリザベートです。アナセンはあんなしわしわ(を通り過ぎてゴツゴツ)なのに・・・・お肌の手入れを教えてあげてください*4。
これどうなってんの?水はこのプロダクションの至るところに出てきます。水の出てくるシーンに注目して見ると、このカメラマンめっちゃうまいな。この人とはいい酒が飲めそうだ(←偉そう)。
このタンホイザーはやたら書きものをしていますが、詩人だそうです。ヴェヌス様は彼の創造力が作り上げた精神世界の住人。ウォルフラムはタンホイザーに憧れつつも俗物な詩しか書けない人物設定で、彼の詩があまりにも陳腐なのでタンホイザーが発奮してモラルに反する詩をみんなの前で開陳しちゃって糾弾されるそうな。そんで、聖地巡礼には行かずにマスターピースとなる聖地巡礼物語を書き上げて死んで、彼の死後に奇跡が起こって人々はタンホイザーの芸術を認めてメデタシメデタシとな。
いつものように最後にamazonリンクを貼ろうと思ったが、パッケージが一見エロビデオ風なんで自粛します*5。興味のある方はリンク先で確認してね。職場で開けちゃダメよん。 ピーター・グリーナウェイの枕草子【字幕版】 [VHS]
追記
こちらも面白いです。おんぶ演出家ことホルテン氏のタンホイザー観。
http://www.wagneropera.net/Interviews/Kasper-Holten-Interview-Tannhauser-2009.htm